羽生結弦 重圧に勝って自己新322・59点「久しぶりに心の中から自分に勝てたな、と」

[ 2019年10月27日 17:16 ]

<スケートカナダ・男子フリー>メダルをかざす羽生結弦(撮影・長久保 豊)
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 フィギュアスケートのグランプリシーリーズ第2戦、スケートカナダは26日(日本時間27日)に男子フリーが行われた。ショートプログラム(SP)で首位発進の羽生結弦(24=ANA)は212・99点でトップとなり、合計322・59点で同大会初優勝を飾った。

 羽生との一問一答は以下の通り。

 ――久々の笑顔。演技後の気持ちは。

 「まず、久しぶりに心の中から自分に勝てたなという風に思える演技でした。SPも含めて、なかなかSP、フリーともにそろうということが長い間なかったので。そのこと自体がうれしかった。ここの試合に来る前に凄くプレッシャーをかけていて。300点を超えたいという気持ちはもちろんあったはあったんですけどが、それよりスケートカナダで優勝したいっていう気持ちが強くあって、ブライアンやジスランにも“スケートカナダだよ”“それは言っちゃダメだよ”って冗談言われるくらい凄いプレッシャーをかけてやってきました。だからこそ、そのプレッシャーに最終的に勝って、まあパーフェクトではないですけれども、2つとも、まとまったいい演技を出すことができてよかったと思っています」

 ――今回の試合の目標、次の目標は。

 「まあ今回の目標は達成できたと思っています。ただ、自分の中では4回転ループをきれいに決めたかったという気持ちがあったので。そこに関しては少し不満があります。次の試合へ向けて、また新しいステップを踏んでいかなければいけないと思ってはいるんですけど、まずは何が必要で何が自分の武器なのかっていうものを改めて確認しながら練習を進めていきたいなと思っています」

 ――完璧な「Origin」にどこまで近づいた?

 「自分のこのプログラムに関しては、まだ30%とか20%だと思っています。やっぱり最終的にはこのプログラムに4回転アクセルをいれたいなって思っていますし、もしかしたらルッツを入れたいって思うかもしれないですし。それはまだ分からないですけど。とにかく、せっかく、こういう演技が出来るようになっているからこそ、より高いものを目指していきたいなと思っています」

 ――世界選手権では強い選手と戦って勝つことがうれしいと言っていた。今回は自分に勝つ要素が強かった。戦い方がどう違ったか。学びはあったか。

 「まず、隣にいるナム選手がテクニカル90以上出してますし、田中選手も80点以上出してますし。PCSも8点台後半を並べてきていることは、その時点で凄い強いスケーターだと思っています。まず彼らに対するリスペクトを凄い持っています。自分と戦うということも、もちろんあったかもしれないですけど。ただ、やっぱ、彼に負けたくないという気持ちも強くありました。とくにスケートカナだったんで。あとは、そうですね、ショートの時も凄く落ち着いていたんですけど、それが今の自分にとって本当に正しい集中の仕方かどうかっていうのはいまだに分かっていません。いいフリーといいSPができたかもしれないんですけど、まあ実際にループはミスをしてしまっていますし。SPではトーループをちょっとグラつきながら跳んでしまっているので。もっといいジャンプができたなという反省点があります。だからこそ、今ちょっと壁が見えているので、その壁を乗り越えきれたら、なんか、もっといい景色が見えるんじゃないかなと思って、もがこうと思います」

 ――3連続ジャンプをサルコーからフリップに変えた。どういう取り組みを。

 「まずフリップにした理由は、まあ少しでも基礎点を取れるようにしたかったっていうのがやっぱり一番が大きな理由です。まあ後半のコンビネーションなので、まあ前半に入れることはたぶんできたと思うんですけど。それだと4回転トーループ―トリプルアクセルのシークエンスをやっていた時もそうなんですけど、やっぱポイントにならないんだったらやる意味はないと思っているので。初めて成功させるっていうことにも意義はあったと思ってはいるんですけど、ただ、ポイントとして、本当に実用的で活用できる戦いに必要なものとして使いたいなと思って今回やってみました。サルコーの方が、エッジを使える分、なんか体を回しやすいんですけど、1回止めてからフリップにいかなくてはいけないし、アクセルからよりもやっぱり流れがない分、ちょっと、トージャンプだから流れがない分、難しかったかなと思っています」

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