小祝さくら 本当に怖い存在…スコアに左右されない精神力

[ 2019年10月27日 09:00 ]

女子ゴルフツアーNOBUTA GROUP マスターズGCレディース第3日 ( 2019年10月26日    兵庫県 マスターズGC=6510ヤード、パー72 )

<マスターズGCレディース3日目>10番、ストレッチする小祝さくら(撮影・井垣 忠夫)
Photo By スポニチ

 【全英女王渋野のコーチ「青木の翔言」この選手ここがスゴい(4)】“裏街道”の10番からスタートし、28位から6位までスルスルと順位を上げた選手がいます。私が敬愛する大先輩、辻村明志コーチの教え子、小祝さくらさんです。

 小祝さんはいつも同じテンポで、同じ動きで、同じ球を打っています。力感に変化が起こらないので大きなミスも少ないはずです。打球の曲がり幅が計算しやすい分、コースマネジメントも容易だと思います。基本の球筋はドローですが、アドレスを変えるだけでフェードも打てるしっかりしたスイングを身に付けています。完成度では渋野より小祝さんの方が上でしょう。

 そして、何より凄いのは精神面。ボギーを打ってもバーディーを取ってもテンションが変わりません。小祝さんの中では変化があるのかもしれませんが、少なくとも周りからはそれが分からない。感情を前面に出す渋野は周りから見ていて「アッ、来るな」というのが分かりますが、小祝さんの場合は気づいたら「アッ、来てる」という感じ。この大会3日目がまさにそうでした。優勝争いしてる相手からすると本当に怖い存在です。

 小祝さんと渋野の共通点は基本の反復練習をしつこいくらいできることです。2人ともへこたれない。だから小祝さんは息の長い選手になると思います。調子が悪くても予選通過の最低ラインは保ちつつ調子が戻ってきたら優勝を狙う。常に賞金ランク上位にいる選手です。団体戦で味方になれば、これほど心強い選手はいません。(プロコーチ)

 ◆小祝 さくら(こいわい・さくら)1998年(平10)4月15日生まれ、北海道北広島市出身の21歳。17年のプロテストに一発合格。ツアー本格参戦1年目の18年、2位4度を含む13度のトップ10入りを果たし、賞金ランクは“黄金世代”最高の8位。1メートル58、58キロ。師匠は上田桃子らも師事するプロコーチの辻村明志氏。

続きを表示

「羽生結弦」特集記事

「NBA」特集記事

2019年10月27日のニュース