OG・咲妃みゆ コロナ禍生かしてブラッシュアップ

[ 2020年11月14日 05:30 ]

憧れの作品に出演し「丁寧に向き合いたい」と話す咲妃みゆ
Photo By 提供写真

 元雪組トップ娘役の咲妃みゆ(29)出演の話題作「NINE」が東京・TBS赤坂ACTシアターで開幕した(29日まで。12月5~13日=大阪・梅田芸術劇場)。

 イタリア映画の巨匠、フェデリコ・フェリーニ監督の自伝的映画「81/2(はっかにぶんのいち)を原作にしたミュージカル。主人公グイド(城田優)の妻・ルイザ役で「大好きな作品だったし、主演の城田さんとも“いつか共演できたら”と思っていたので、信じられないぐらいうれしい」と声を弾ませた。

 退団して3年、ミュージカルにアルバム発売など幅広く活躍してきたが、新型コロナウイルス感染症の影響で出演予定だった舞台が中止になるなど今年は「人生観が大きく変わった」という。

 自粛期間中は「芸事が衰えていくのが怖い」とオンラインをフル活用し体幹トレーニングや演技論もイチから学び直した。AIを相手にした英会話レッスンや「まんまと“鬼滅の刃”にもはまりました」。一見、のんびり屋に見えるが、マイナスとも思えることをプラスに捉えブラッシュアップするたくましさも。ますますの活躍が楽しみだ。(土谷美樹)

 ◇咲妃 みゆ(さきひ・みゆ)1991年(平3)3月16日生まれ、宮崎県出身の29歳。日向学院高を経て10年初舞台。月組配属。14年雪組に異動し同9月、早霧せいなの相手役としてトップ娘役に。17年7月退団。身長1メートル60。愛称「ゆうみ」。

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