月組トップ娘役・海乃美月 月城かなとと「2人でつくり出す空気感を大事にしたい」

[ 2022年6月25日 12:00 ]

ミュージカル「グレート・ギャツビー」7月16日開幕

 月組トップ娘役・海乃美月(うみの・みつき)が“社交界の華”に扮するミュージカル「グレート・ギャツビー」が7月16日、兵庫・宝塚大劇場で開幕する(8月22日まで。東京宝塚劇場は9月10日~10月9日)。

 ミステリアスな大富豪を翻弄(ほんろう)し、圧倒的な美を誇るヒロイン。「ギャツビーが一生かけて愛した女性を自分なりにどうやってつくり上げていくか。大きな課題」と話しながらギャツビー役のトップスター・月城かなととともに「2人でつくり出す空気感を大事にしたい」と力を込めた。

 レオナルド・ディカプリオ(47)主演の映画などでも知られる名作で、宝塚でも今回が3度目の上演。再演のたびに手を加え、今回は新曲も書き下ろされた。海乃も「素晴らしい作品に巡り合えた幸せを感じながら、新しいものを作っていきたい」と静かに闘志を燃やす。

 演出の小池修一郎氏からも「今の彼女ならギャツビーに再会し微妙に心が揺れる女性を表現できるのでは」と期待される存在。劇団きっての演技力を誇る月組で再々演される舞台で、いかに光り輝くか期待は大きい。 (土谷 美樹)

 ◇海乃 美月(うみの・みつき)5月18日生まれ、富山県出身。氷見市立北部中を経て11年初舞台。月組配属。14年「明日への指針」で新人公演初ヒロイン。その後も数々の公演でヒロインを務め昨年8月トップ娘役に。身長1メートル64。愛称「うみ」。

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