花組・柚香光＜上＞　新トップ娘役・星風まどかとの化学反応に期待「夢中になって一緒に作っていける」

トップ娘役が星風まどかに代わり、「夢中になって一緒に作っていける」と話す柚香光
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　花組トップスター柚香光が“忠臣蔵もの”に挑む話題作「元禄バロックロック/The　Fascination！」が6日、兵庫・宝塚大劇場で開幕する（12月13日まで。東京宝塚劇場は来年1月2日～2月6日）。

　元赤穂藩藩士のクロノスケ（柚香）が時を戻せる時計を発見したことから起こる歴史ファンタジー。「想定外のことが起こっても、それにワクワクしながら立ち向かう、少年マンガの主人公みたいな役」と捉え「時を戻すと言っても“あの時はよかったな”とネガティブではなく今、世界中がこんな状況だからこそ“未来にはもっといいものが待っているかもしれない”と、じんわり思ってもらえるような作品になれば」と力を込めた。

　前公演でトップ娘役の華優希に、男役スター瀬戸かずやが退団。今回、宙組トップ娘役だった星風まどかが相手役となり組の雰囲気も随分変わった。「星風？おもしろい人ですよ。芸事に対しての好奇心が似ている気がして、夢中になって一緒に作っていける。基本的に自分が変わることはないけれど、相手が変われば勝手に変わることもあるから」と、これから起こる化学反応を楽しみにしていた。（土谷　美樹）

　◇柚香　光（ゆずか・れい）3月5日生まれ、東京都出身。杉並区立和泉中を経て09年初舞台。花組配属。14年「ラスト・タイクーン」で新人公演初主演。19年11月、トップ就任。身長1メートル71。愛称「れい」。