宙組・亜音有星 拍手に「うわー」と鳥肌 期待の次代スターは初体験の感動と反省を忘れない

[ 2021年8月28日 05:30 ]

スターへの登竜門、新人公演で初主演を務めた亜音有星(右)と山吹ひばり
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 宙組ホープ、亜音有星(あのん・ゆうせい)が初主演を務める宙組公演「シャーロック・ホームズ―The Game Is Afoot!―」の新人公演が9月2日、東京宝塚劇場で行われる。

 すっきりした舞台姿で早くから注目を集めていた亜音。先日、兵庫・宝塚大劇場で行われた新人公演でも伸びのある歌声、透明感あるルックスで客席を魅了し、次代のスター誕生を予感させた。

 登場シーンで一身に受けるすさまじい拍手、銀橋で歌うソロ、まぶしいばかりのピンスポット…。どれもが初体験で「正直、めちゃめちゃ緊張していて、公演前からそわそわしていました。でも、ソロで歌った後、頂いた拍手に“うわー”って鳥肌が立ちました」。緊張の初体験は何ものにも代えられない、忘れられない時間となった。

 ただ、反省も忘れない。「いざ、表現する時に“自分”に戻ってしまう瞬間があった。どんな時もシャーロック・ホームズ、男役として立たなければ…。東京ではさらなる高みを目指し精進したい」。スターへの階段は上り始めたばかり。伸び盛りの亜音から目が離せない。(土谷 美樹)

 ◇亜音 有星(あのん・ゆうせい)2月14日生まれ、佐賀市出身。市立大和中卒業後の17年、初舞台。宙組配属。姉は星組男役の蒼舞咲歩(そうぶ・さきほ)。身長1メートル73。愛称「ゆきの」。

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