宝塚宙組・大路りせ 初主演でボンドに挑む…手本は真風涼帆「男役の根本教えていただいた」

[ 2023年5月13日 11:00 ]

 宙組若手の大路りせが初主演に挑む「カジノ・ロワイヤル~我が名はボンド~」の新人公演が18日、東京宝塚劇場で行われる。

 ジェームズ・ボンドの活躍を描き、トップスター真風涼帆のサヨナラ公演としても注目の舞台で、先日行われた宝塚大劇場での新人公演では、恵まれたスタイルを生かした着こなしや、丁寧な芝居運びが印象的だった。

 スター候補ひしめく105期の一人。同期では月組の七城雅(ななしろ・みやび)が2月に「応天の門」新人公演で主演したのを皮切りに大路、さらには雪組の紀城ゆりや(きしろ・ゆりや)、星組の稀惺かずと(きしょう・かずと)と、ここまで4人連続での初主演が決まっている。

 「ライトが凄くまぶしくて、真っ白な世界でした。いろんな意味で今まで見たことのない景色を見ることができて、言葉では言い表せないぐらい感激」。初主演を初々しく振り返った大路だが、男役像を極めた真風を手本に学び「最後に真風さんに全力で食らいついて、役についてはもちろん、男役としての根本を教えていただいて…。宝塚では課題がたくさん見つかりましたので、東京公演に向けて全力で精進したい」と力強く誓っていた。(土谷 美樹)

 ◇大路 りせ(おおじ・りせ)11月13日生まれ、愛知県出身。椙山女学園中を経て19年初舞台。身長1メートル72。愛称「りり」。

続きを表示

バックナンバー

もっと見る