宙組・真風涼帆<上> LDHとコラボ 期待を上回る作品にしたい

[ 2022年8月13日 05:30 ]

LDHとのコラボに「ステキなご縁に感謝」と話す宙組トップスター真風涼帆
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 LDH JAPANと宝塚歌劇団のコラボが話題の宙組公演「HiGH&LOW」が27日、兵庫・宝塚大劇場で開幕する(9月26日まで。東京宝塚劇場は10月15日~11月20日)。

 EXILEのHIROが企画、総合プロデュースし、2015年の連ドラスタートから映画、音楽、ゲームと発展した通称「ハイロー」。不良たちの抗争や仲間同士の友情を描き、激しいアクションが印象的な同作は、宝塚と最も遠い世界観と感じられるが、トップスター真風涼帆は「不良チームごとのカラーだったり、キャラクター、そのチームごとのストーリーも凄く深くて魅力的」と話す。

 自身が演じるのは岩田剛典(33)が演じた「コブラ」。宝塚版では、彼がなぜ無口になったのか、というエピソードが明かされる“スピンオフ”的なものに。真風は「LDHファンの方は“毛色が違う”と印象をお持ちだと思いますが、作品のイメージを残しつつ、私たちがやる意味を感じていただけるよう、いろんな方々の期待をさらに上回れるようなものを作っていけたら」。控えめながら初日に向け力を込めた。(土谷 美樹)

 ◇真風 涼帆(まかぜ・すずほ)7月18日生まれ、熊本県出身。大津高を経て06年初舞台。星組配属。09年の初主演以来、5回新人公演で主演。15年5月宙組に組替えし17年11月トップ就任。身長1メートル75。愛称「ゆりか」。

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