OG・真琴つばさ 「100年の歴史の中にある“自分の時”を探しにきていただきたい」

[ 2021年10月23日 05:30 ]

花組・月組100周年記念公演への出演に「見る側としても楽しみ」と語る真琴つばさ
Photo By 提供写真

 元月組トップスターで女優の真琴つばさ(56)が11月3日、大阪・梅田芸術劇場で開幕する「花組・月組100周年記念公演Greatest Moment」に出演する(7日まで。13~22日=東京国際フォーラム ホールC)。

 榛名由梨ら第1次ベルばらブームを支えた世代から、8月に退団したばかりの元月組トップ・珠城りょうまで多彩なメンバーがそろった。下級生時代を花組で過ごし、月組でトップとして4年間、組を率いた真琴も「私自身も花と月、倍楽しめる」と出演だけでなく“見る側”としても本番を楽しみにしている。

 真琴が月組トップとして活躍していたころ、愛華みれ(花組)、轟悠(雪組)、稔幸(星組)と同期4人が同時期にトップを務め話題となった。その一人で、その後も専科スターとして宝塚を引っ張った轟が1日に退団。真琴は「男役のトップとして走り続けるのは凄い精神力」とねぎらった。「宝塚はそうやってバトンを渡し、歴史を紡いできた。今回の舞台でも、見に来るお客さまそれぞれの歴史があると思う。100年の歴史の中にある“自分の時”を探しに来ていただきたい」とアピールした。(土谷 美樹)

 ◇真琴 つばさ(まこと・つばさ)1964年(昭39)11月25日生まれ、東京都出身の56歳。85年宝塚歌劇団入団。花組配属から93年月組に移り97年トップスター就任。01年退団後は舞台、歌手、バラエティー番組出演などマルチに活躍。

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