OG・瀬戸かずや　“花組のアニキ”が“キレイなお姉さん”に…退団後初コンサートで新境地を

経験を積み重ね「格好いい女性になっていきたい」と話す瀬戸かずや（撮影・吉原朱美）
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　元花組男役スターの瀬戸かずや（年齢非公表）が4月29日、東京・サンシャイン劇場で退団後初のコンサート「The　ALSTROEMERIA―アルストロメリア―」（5月1日まで。6、7日＝大阪・シアター・ドラマシティ）を行う。

　構成、演出、振り付けは元花組トップスターのANJU（安寿ミラ）。スペシャルゲストは日替わりで元月組トップ真琴つばさ（57）、元花組トップの真飛聖（45）という豪華さ。「男役から新しい自分を構築中。このコンサートで“こんな自分もあるんだ”というものを見つけていきたい」と力を込める。

　“花組のアニキ”とまで言われ、男役を極めた瀬戸も退団から7カ月。しかし、今やショートボブにパステルカラーがよく似合う“キレイなお姉さん”に。「宝塚に入る前は引っ込み思案で、のんびりしてて…。そういう自分を思い出しました」と笑う。ただ、退団後に始めたゴルフでは「負けず嫌い」の一面がチラリ。「まだまだ初心の初心ですが、指の皮がめくれるぐらいのめり込んでいます」。新たな一歩を踏み出し「発見や経験を積み上げ格好いい女性になっていきたい」と目を輝かせた。　（土谷　美樹）

　◇瀬戸　かずや（せと・かずや）12月17日生まれ、東京都出身。神田女学園高を経て02年、宝塚音楽学校入学。04年初舞台を踏み花組配属。10年「麗しのサブリナ」新人公演初主演。昨年7月退団。身長1メートル72。愛称「あきら」。