宙組・真風涼帆<下> 人生のテーマを再考、新たに「“毎日を楽しむ”のが大切」が加わった

[ 2021年6月26日 05:30 ]

宙組トップスター真風涼帆(左)(C)宝塚歌劇団                              
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 宙組トップスター真風涼帆が、新たなトップ娘役・潤花を迎えての大劇場お披露目公演「シャーロック・ホームズ The Game Is Afoot!/デリシュー!」がきょう26日、兵庫・宝塚大劇場で開幕する(8月2日まで。東京宝塚劇場は8月21日~9月26日)。

 世界的名探偵、ホームズの活躍を描く話題作。「演じたことがないようなキャラクターで、また新たな挑戦」と気を引き締めショーでは「私も客席で見たいぐらいボリュームのあるプロローグ」と胸を張る自信作だ。

 まだまだ続くコロナ禍での公演。5月には無観客でのライブ配信を経験した。その上で「当たり前が当たり前でなくなって、その中で公演させていただけるのは感謝しかない」としみじみ。さらに「“明日の自分に恥じない、今を生きる”というのをテーマに生きてきたけれど、そこに“毎日を楽しむ”のが大切だと思うようになりました。自分自身が幸せで楽しくいないと、見てくださる方も元気にできないから」。厳しい状況だからこそ、自らを奮い立たせるように話した姿が印象的だった。(土谷 美樹)

 ◇真風 涼帆(まかぜ・すずほ)7月18日生まれ、熊本県出身。県立大津高を経て06年初舞台。星組配属。恵まれた体格とクールなルックスで下級生のころから注目の存在で15年5月、宙組に組替え。17年11月トップ就任。身長1メートル75。愛称「ゆりか」。

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