星組トップスターの礼真琴 「憧れのひとつ」マント翻して情熱的に舞う

[ 2022年4月23日 05:30 ]

 星組トップスター礼真琴主演の話題作「めぐり会いは再び/Gran Cantante!!」が23日、兵庫・宝塚大劇場で開幕する(5月30日まで。東京宝塚劇場は6月18日~7月24日)。

 「めぐり…」は星組が作り上げたヒットシリーズ第3弾で、礼が10年前に演じた少年ルーチェが青年になって、巻き起こすラブコメディー。一方、ショー「Gran…」はスペイン語で「素晴らしい歌い手」という意味で、礼らしい歌にダンスと見どころたっぷりのステージになりそうだ。闘牛士をイメージした場面ではマントを翻して情熱的なダンスで見せ「マント、憧れのひとつだったんです。また夢がかないました」と目を輝かせた。

 同公演は108期生の初舞台としても注目。礼も「初めて舞台に立った時のお客さまからの拍手、手拍子、横に見える仲間たち(同期生)の景色…。今も体が覚えています。曲が鳴ったら(当時のロケットを)踊れると思う」と興奮気味に話すほど。新入生の多くが「礼さんのように」と目指す存在になった今「頑張らねばな、と改めて思う」と気を引き締め、歴史を紡ぐ。(土谷 美樹)

 ◇礼 真琴(れい・まこと)12月2日生まれ、東京都出身。東海大浦安高を経て09年初舞台。星組配属。13年「ロミオとジュリエット」で新人公演初主演。19年10月トップスター就任。相手役・舞空瞳とともに“首席コンビ”として話題に。身長1メートル70。愛称「まこっつあん」。

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