OG・こだま愛 剣幸との月組時代トップコンビでディナーショー「経験重ねたもの届けたい」―

[ 2022年7月2日 05:30 ]

 元月組トップ娘役で女優のこだま愛(年齢非公表)が16日、相手役だった元月組トップスター・剣幸と兵庫・宝塚ホテルで初めてのディナーショー「Once in a Blue Moon」を行う。こだまは「貴重な貴重な一度きりのステージ。緊張もありますが、お客さま以上に楽しみでワクワクしています」と胸を膨らませた。

 退団後はそれぞれの道を歩んだが「剣さんと一緒になると、娘役スイッチがバチっと入るんです。恥ずかしいけれど、今も娘役」と笑う。それでも「当時のままではなく、退団してからの経験を重ねたものをお届けしたい」と力を込めた。

 退団後は舞台を中心にさまざまな役どころを演じ、5月まで上演していた内博貴主演の「シェイクスピア物語」では初めて母親役を経験した。8月5日から、名古屋市西文化小劇場などで行われる「知覧へ」では特攻隊員の婚約者役と、今も担う役の年齢層は幅広い。「宝塚在団中に母親役をしてくれた上級生の所作を思い出しながら、役を作ったり。だから今も宝塚は特別な場所で原点。常に心に思いながら、これからもいろんな舞台に挑みたい」と話した。(土谷 美樹)

 ◇こだま 愛(こだま・あい)7月3日生まれ、大阪府出身。1980年、宝塚歌劇団に入団。月組配属。85年、剣幸の相手役としてトップ娘役に。「ME AND MY GIRL」の初代サリー役。90年に退団後も舞台を中心に活躍。愛称「ミミ」。

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