宝塚宙組・潤花 「“最後だ”という意識はあまりなくて。ただ、より集中してお稽古に」

[ 2023年3月11日 11:00 ]

サヨナラ公演への意気込みを華やかなドレス姿で語った潤花
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 【Saturday宝塚】宙組トップスター真風涼帆(まかぜ・すずほ)のサヨナラ公演「カジノ・ロワイヤル~我が名はボンド~」が11日、兵庫・宝塚大劇場で開幕する(4月17日まで、東京宝塚劇場は5月6日~6月11日)。

 添い遂げ退団するトップ娘役・潤花(じゅん・はな)は「“最後だ”という意識はあまりなくて。ただ、より集中してお稽古に励めています」と心境を明かした。

 「007」でおなじみのイアン・フレミングの小説を基にしたオリジナル。潤が演じるデルフィーヌは学生運動に身を投じるロマノフ家の末裔(まつえい)で、原作にはないが「がむしゃらに、行動に移す女性っていう感じで、生きていてとても気持ちがいい役。こういう女性ってステキだなと思える」とほれ込む。自身との共通点も「頑張ろう!と思ったら周りが見えなくなってしまうところ」と即答。

 今回も真風とは役作りについてトコトン話し合い「ゆりかさん(真風)のアドバイスで道が開けた」と感謝する。その真風が演じるジェームズ・ボンドは「おかしいほどステキです。ご覧になった方はイスごとひっくり返ると思いますよ」。そう明かす笑顔が華やかだった。(土谷 美樹)

 ◇潤 花(じゅん・はな)9月19日生まれ、北海道出身。旭川藤女子高を経て2016年初舞台。雪組配属。翌年「ひかりふる路」で新人公演初ヒロイン。20年9月、宙組に組替えとなり21年2月、トップ娘役に。身長1メートル65。愛称「じゅんはな」。

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