宝塚OG・真琴つばさ 役者人生のターニングポイントは必ず“関西弁”作品!「歌うシャイロック」も… 

[ 2023年1月28日 11:00 ]

全編大阪弁でのシェークスピア劇に「自分のターニングポイントになるような気がする」と力を込める真琴つばさ
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 【Saturday宝塚】元月組トップスターで女優の真琴つばさ(58)が、初めて本格的にシェークスピア作に取り組んだ音楽劇「歌うシャイロック」が来月9日、京都南座で開幕する(21日まで。3月16~26日=東京・サンシャイン劇場)。

 「月はどっちに出ている」などで知られる鄭善信氏(65)が「ベニスの商人」をベースに全編大阪弁で展開させる話題作。真琴は莫大(ばくだい)な遺産を譲り受けた美貌の貴婦人・ポーシャを演じる。「シェークスピアって敷居が高そうなので、今まで逃げてきたけれど、これは大阪の下町の人間がシェークスピアの世界に迷い込んできたような“吉本新喜劇×シェークスピア”みたいで、凄く身近に感じてもらえると思う」と笑みを浮かべた。東京出身だが「女優人生でターニングポイントとなった作品は必ず関西弁。なので、今回もそうなりそうな予感がします」と力も入る。

 宝塚を退団して22年。「ここ何年かで、男役でも女役でもない領域に入ってきたような気がしていて。そこが自分でも心地いい。今回も男役だったからこそ、頂けた役」と自信を見せた。 (土谷 美樹)

 ◇真琴 つばさ(まこと・つばさ)1964年(昭39)11月25日生まれ、東京都出身の58歳。実践女子学園を経て85年に初舞台を踏み花組配属。93年に月組に移り97年、トップスターに。01年、退団時のサヨナラパレードには史上最高、約1万人のファンが駆けつけた。身長1メートル68。

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