夢白あや 2年目初ヒロイン「自分の新たな部分作り出せたら」

[ 2018年10月13日 11:26 ]

宙組「異人たちのルネサンス」新人公演(10・23宝塚大劇場、12・6東京宝塚劇場)

入団2年目で新人公演ヒロインに抜てきされた夢白あや
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 入団2年目の宙組娘役・夢白あやが10月23日、兵庫・宝塚大劇場で行われる「異人たちのルネサンス」の新人公演で初ヒロインに抜てきされた(東京宝塚劇場は12月6日)。

 主役、レオナルド・ダビンチの幼なじみながら、複雑な一生を送るカテリーナ役。本公演では、トップ娘役・星風まどかが演じるカテリーナの少女時代を演じており「そういう意味でも子供から大人の女性へ、役としての成長を表現できたら。そして自分としての新たな部分を作り出せたらいいと思っています」と、初々しく語った。

 6歳ごろからクラシックバレエを習い始め、ディズニーミュージカルが大好きだったこともあって宝塚受験を決めた。しかし宝塚を初めて見たのは、音楽学校入学後という変わり種。

 入学直後は戸惑いも多かったが「食らいついていかなきゃ」(夢白)と、卒業時は4番という上位成績。入団後も昨夏、1年目ながら「神々の土地」の新人公演で伶美うららが演じた大役に抜てきされ、一気に注目の存在となった。今回の舞台でも、ケガでフィナーレを部分休演する星風に変わり、トップスター・真風涼帆とデュエットを踊るなど大抜てきが続いている。将来は「相手役さんはもちろん、周りの空気を感じながらお芝居ができる、可愛い娘役になりたい」。初ヒロインを務める大舞台は、新たな娘役スター誕生のステージとなりそうだ。(土谷 美樹)

 ◆夢白 あや(ゆめしろ・あや)8月27日生まれ、東京都出身。明星学園高を経て17年初舞台。宙組に配属。身長1メートル63。愛称「もってぃー」。

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