真風涼帆(下) トップを実感「だからこそ、もっともっと上を目指す」

[ 2018年3月27日 13:30 ]

宙組新トップお披露目公演「天は赤い河のほとり/シトラスの風」

トップになっても「まだ上を目指さなければ」と話す真風涼帆
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 兵庫・宝塚大劇場で上演中の宙組新トップスター真風涼帆(まかぜ・すずほ)の大劇場お披露目公演「天は赤い河のほとり/シトラスの風」(4月23日まで。東京宝塚劇場は5月11日〜6月17日)。

 「天は―」は同タイトルの漫画をミュージカル化したもので、初日を観劇した原作者の篠原千絵氏も「生身の人間が演じたらどうなるのかと思っていましたが本当に格好いい。つい、うっとりしてしまいました」と声を震わせるほどの出来栄えだった。古代オリエントを舞台にした壮大な歴史ファンタジーながら、トップ娘役・星風まどかとのラブエピソードも満載でファンの心をわしづかみにした。

 プレお披露目だった1月、東京国際フォーラムでの「WEST SIDE STORY」。宙組が日本青年館などの公演「不滅の棘(とげ)」(愛月ひかる主演)と分散していたこともあり、人数が少ない稽古中は「なかなかトップになったという実感が湧かない」と話していた真風だったが「今回は人数も全員そろい、さすがに真ん中に立つと組の皆の視線、圧が凄い」と実感。「だからこそ自分がもっともっと上を目指してしっかりとしなければいけないと思う」と気を引き締めた。(土谷 美樹)

 ◆真風 涼帆(まかぜ・すずほ)7月18日生まれ、熊本県菊池郡出身。県立大津高を経て06年初舞台。星組配属。09年「My dear New Orleans」で新人公演初主演。計5度の新公主演を果たすなど下級生のころからスター候補生として活躍。15年5月、宙組に組替え。昨年11月トップ就任。身長1メートル75。愛称「ゆりか」。

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