松尾貴史 教職員の裁判で職員大量動員の横浜市教委に憤り「公開の原則を壊しているのが教育委」

[ 2024年5月25日 15:03 ]

松尾貴史
Photo By スポニチ

 俳優の松尾貴史(64)が25日、TBSラジオ「ナイツのちゃきちゃき大放送」(土曜前9・00)に生出演し、横浜市教育委員会が横浜地裁で開かれた教職員の性犯罪事件の裁判に多数の職員を動員し、一般の傍聴人を締め出していた問題について自身の見解を示した。

 市教委は21日、23年度以降に開かれた児童、生徒へのわいせつ事件の裁判で、少なくとも8回、のべ371人、1回当たり最大50人を業務として動員していたとして謝罪した。被害者の児童、生徒側からプライバシー保護の要請があったと釈明しているが、被害者についてはもともとプライバシーが徹底的に保護されていることから、被告を守ることが目的だったと批判する声もSNS上で起きている。

 松尾はこの問題について、「横浜市教育委員会というのは何を考えているのか」と憤りを口にした。「元校長でしたっけ?性犯罪を起こした人を守るためというのが見え透いているじゃないですか?」とバッサリ。「被害者のプライバシーを保護するためだったら、裁判を非公開にして下さいという要請を出せばいい。そういう事実もあったか分からないですけど」とも話した。

 また「裁判公開の原則というのを壊しているのが教育委員会だっていうね。おためごかし(人のためを装って自分の利益を優先すること)もいいところでしょう?こんな言い訳。そういう疑念が本当にそうじゃないんだとしたら、被害者のプライバシーを守るためだったとしたら、このやり方がそういう疑念を抱かれかねないということを、何十人も加担していて、誰も想像しなかったということが(信じられない)」とあきれた。

 職員に傍聴への協力依頼のために作成された文書が事前に配られており、「裁判所前での待ち合わせや、お互いあいさつをしない」など、隠蔽とも取られかねない呼びかけも行っていたことが分かっている。松尾は「書面をコピーして配っているわけですよね。バレないように、“あいさつしないようにしましょう、お互いに”って。“声を掛け合わないようにします。待ち合わせした感じはやめて下さい”。そういう言葉でやって、ごまかそうとしているという気持ちの悪いことを、教育委員会が(していた)」と嫌悪感を口に。「現場の人が急に“俺たちで傍聴席を埋めようぜ”って言ってるわけがないわけですから。気持ち悪い」と、指示役がいた可能性も推測した。

 職員を大量に動員したことは、税金が投入されたことにもなる。松尾は「のべ371人で、裁判ということは平日に行われてますよね。毎回、職員を動員しているってことは、その人たちの給料も税金で出ているってことですよね」と、納税者の気持ちも代弁した。

続きを表示

「美脚」特集記事

「STARTO ENTERTAINMENT」特集記事

2024年5月25日のニュース