土スタ「虎に翼」感動シーンでスタジオ静寂に　MC＆観覧客すすり泣き　撮影現場も「凄い空気だった」

女優の伊藤沙莉
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　NHK連続テレビ小説「虎に翼」（月～土曜前8・00、土曜は1週間振り返り）でヒロインを務める女優の伊藤沙莉（30）と、その夫役を演じる俳優の仲野太賀（31）が、25日放送のNHK「土スタ」（土曜後1・50）に生出演。ドラマの名シーンを振り返った。

　番組では、視聴者を泣かせた第40話のシーンを振り返った。主人公・猪爪寅子（伊藤）と、出征が決まった佐田優三（仲野）が別れを告げる場面。河原で寅子は「ごめんなさい！私のわがままで、私なんかと結婚させてしまって」「私にできるのは、謝ることぐらいで」と土下座するが、優三は「はて？」と返答し「トラちゃんができるのは、トラちゃんの好きに生きることです」「それが僕の望みです」と伝えた。

　また、最後に寅子が優三を追い掛け変顔し、優三も変顔を返しながら、涙がこぼれ落ちるのを必死に堪え「行ってきます」と告げた。

　MCのお笑いコンビ「ハリセンボン」の近藤春菜は、映像を見ながら涙。「このシーン見るとやばいんですよ。変顔でこんな泣かせるシーンあります？」と目頭を押さえた。スタジオの観覧客もすすり泣き、収録現場は静寂に包まれた。

　仲野は「思い出すだけで胸が苦しいというか。凄い空気だったよね」と話し、伊藤は「すごかったです。2人ともしゃべれない」と、撮影現場の重苦しい雰囲気を明かした。待ち時間もお互い目をそらしていたそうで、仲野は「目合ったらやばいみたいな」と語った。伊藤は「多分（目を）ぎゅっとして（つぶって）ないと、バーッてすぐなっちゃう日でしたよね」と、お互いに涙があふれそうになっていたことを思い返した。