屋良朝幸「断捨離」の決意 25日開幕エンタメショーは町田慎吾と14年ぶり 退所後初単独インタビュー

[ 2024年5月25日 05:00 ]

14年ぶりにタッグを組む屋良朝幸(左)と町田慎吾(撮影・藤山 由理)
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 SMILE―UP.(旧ジャニーズ事務所)を1月末で退所した俳優の屋良朝幸(41)が元ジャニーズJr.の町田慎吾(43)とともに手がけるエンタメショー「wakA―Zcre(ワカヅクリ)―creation A―」が25日に東京・品川ステラボールで開幕する。屋良にとって、2月の独立後初のステージ。24日、通し稽古を前に本紙の単独インタビューに応じ「独立一発目に引っ張られることはない。前しか見ていないので。自分がやりたい先のことを見ている」と意気込みを語った。

 町田とは14年ぶりのタッグ。旧ジャニーズ事務所では、ダンスユニット「Musical Academy」(MA)でともに活動した。町田は「やっちゃん(屋良)はライブ、僕は演劇。それぞれやってきたものが合わさったものがお客さんにどう映るのか。ワクワクするものになったと思う」と、2人が起こす化学反応に自信をのぞかせた。屋良は、出演するダンサーを自らキャスティングしたといい「世界的なダンサーたちとどう対等に渡り合えるか。ある意味自分にとってもチャレンジ」と静かに闘志を燃やした。

 屋良は今月9日、KinKi Kidsの堂本光一(45)がミュージカル「Endless SHOCK」で単独主演2018回の日本記録を打ち立てた際、過去にライバル役を演じたことから特別カーテンコールでステージに駆けつけた。光一の快挙達成を間近で見て「2018回って想像つかないですよね。一つのものをやり続けるって、相当強くないとできない」と敬意を示す。その上で「真ん中に立っている人が一番必死にやっている。自分のライブでも自分が一番踊るという意識。そこは引き継いでいるのかな」と、光一イズムを継承している。

 ついに新体制での第一歩を踏み出す。屋良は「まずは自分が何者かという軸をつくっていきたい」と抱負。「これまでやってきたものを断捨離したいなって。振り付けはもちろんですけど、音楽とダンスに特化して、アーティストとしての軸をつくっていきたい」と目標を語った。(塩野 遥寿)

 ◇屋良 朝幸(やら・ともゆき)1983年(昭58)2月1日生まれ、千葉県出身の41歳。95年、12歳で旧ジャニーズ事務所に入所。舞台を中心に活動し、03年の舞台「青木さん家の奥さん」で初の主演。23歳の時に堂本光一本人の依頼でソロ曲「SNAKE」を振り付け。2月1日に「MIGHTY ARTS合同会社」を設立した。

 ◇町田 慎吾(まちだ・しんご)1981年(昭56)3月25日生まれ、東京都出身の43歳。94年、13歳で旧ジャニーズ事務所に入所。99年、Musical Academyの初代メンバーに選ばれ、その後リーダーに就任。15年に同事務所を退所。以降は俳優、ダンサー、演出家、振付師など幅広く活動している。

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