藤木直人 オーディションで射止めた舞台での新ハリー・ポッター役「驚きしかない」も「娘孝行できました」

[ 2023年1月21日 10:32 ]

藤木直人
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 東京・赤坂ACTシアターにてロングラン上演中の舞台「ハリー・ポッターと呪いの子」に、新ハリー・ポッター役で俳優の藤木直人(50)が出演することが21日、分かった。TBS「王様のブランチ」(土曜前9・30)で藤木な生出演し、発表された。

 昨年7月にアジアで初の開演を迎え、総観客数は30万人を突破。初年度は藤原竜也、石丸幹二、向井理のトリプルキャストでハリー・ポッター役を務めたことで話題を呼んだ。藤原は昨年9月30日に千秋楽、今年5月末には向井が、7月中旬には石丸も千秋楽を迎えることが発表されて以降、2年目のハリー・ポッター役が誰になるのかについてSNSなどで注目集まっていた。

 この日、生出演した藤木は「僕、藤木直人が新しいハリー・ポッターです!」と笑顔であいさつ。「まさか自分がハリー・ポッターになるなんて想像してない、驚きしかないです。すでにいろいろな方がハリー・ポッターやられているので、頑張らないとなと」と意気込んだ。

 大役はオーディションで射止めた。「オーディションのオファーをいただいて、もう何10年もオーディション受けたことなくて、それでドキドキ。このシーンとこのシーンやるんで覚えてきてくださいってことで、イギリスの演出家の方の前で。ただすごくフランクというか、去年の夏だったんですけど、最近何してるの?ってずっと雑談していて、このままオーディション始まらないのかなって、ちょっとやってみようかって、ちょっと読んだりして。お会いしたらすごく良い方だったので、緊張せずできた」と振り返った。

 「ハリー・ポッター」シリーズは子どもが大ファンだといい、「特に真ん中の娘がすごく好きで、小説を読むぐらい好きだったので、オファーをいただく前に1回、(舞台は)見てるんです」と藤木。「その時は“すごーい”と思ったんですけど、お話をいただいてから見た時は見方が変わる、というか。これをやらなやいけなんだ!って。(娘は)すごく喜びました。娘孝行できました」と笑顔を見せた。

 「映画のシリーズから19年後を描いていて、息子が魔法学校に行っていて、思春期で馴染めなくって…僕も一番上の子どもが高校1年生なので、同じぐらいの年の息子がいるんで、そこは共感できますね」と役柄についても触れ、「すでにご覧になった方もまだこれからという方も新しいハリーをぜひ楽しんでください」とアピールした。

 人気ファンタジー小説「ハリー・ポッター」シリーズ初の舞台作品。原作者のJ・K・ローリング氏自らが、演出家のジョン・ティファニー氏、脚本家のジャック・ソーンとともに創作したオリジナルストーリー。舞台は小説の最終7巻「ハリー・ポッターと死の秘宝」の19年後。魔法省勤務のハリー・ポッターは今や3人の子の父親。今年、ホグワーツ魔法学校に入学する次男アルバスと、ハリーの宿敵ドラコ・マルフォイの長男スコーピウスの出会いが引き金となり、暗闇による支配が加速していく。

 2年目も初年度同様3人の起用が決まっているとし、藤木の発表を皮切りに、約2週間にわたって残り2人および、そのほかの新キャストも発表されていくという。次週の「王様のブランチ」で2人目の新ハリーが発表される。

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2023年1月21日のニュース