王将戦、羽生九段が61手目を封じる 第2局第1日の流れを大きく動かした羽生九段の45手目

[ 2023年1月21日 18:06 ]

<第72期王将戦 第2局第1日>1日目の対局を終え、礼をする藤井聡太王将(左から2人目)、羽生善治九段(右)の両対局者
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 将棋の藤井聡太王将(20)=竜王、王位、叡王、棋聖含む5冠=に羽生善治九段(52)が挑戦する第72期ALSOK杯王将戦(スポーツニッポン新聞社、毎日新聞社主催)7番勝負第2局が行われている21日午後6時、先手の羽生九段が61手目を封じ、1日目が終了した。

 相掛かりとなった本局。互いの出方を見ながら慎重な駒組みが続いたが、羽生の45手目▲2五飛~▲8五飛の辺りで流れが一気に急速に。やや細い攻めながらつないでいく羽生の技に対し、藤井の受けの力が試される場面となった。午後6時、封じ手時刻を迎えると、羽生は一度天井を見上げ「封じます」と宣言。1日目を指し掛けとした。

 消費時間は先手の羽生が2時間56分、後手の藤井が4時間21分。持ち時間は各8時間。対局はあす22日、午前9時に再開される。

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