阪神大震災28年 神戸で被災の大橋未歩が経験談「落ち着いたらブレーカーを落とすのが大事」

[ 2023年1月17日 17:39 ]

大橋未歩インスタグラム(@o_solemiho815)から

 フリーアナウンサー大橋未歩(44)が17日、TOKYO MX「5時に夢中!」(月~金曜後5・00)に生出演  し、この日で発生から28年を迎えた阪神大震災を振り返った。

 神戸市出身の大橋は、16歳の時に須磨区で被災した。「当時、神戸って全く地震が来ないと言われて育ったんですよ。だからまさかという思い出、まさかが来ると実感した」と、当時の率直な思いを口にした。

 被災直後、最も困ったのは水だという。「全く水が出ないので、深夜にずっと湧き水が出る場所があって、並んでたんですよ」。水をくむ際に、見たくなかった出来事が。「水をくもうという時に、母親がもたついてしまって、みんなイライラしているから、知らないおじさんに“何もたついてるんだよ!”って怒鳴られて。母親が他人に怒鳴られるあの悲しさも、すごく実感しました」と話した。3日ほどして救援物資でペットボトルの水が届いたが、1本をめぐり大の大人が言い合う場面も目の当たりに。「“あんたさっき取ったやろ!”、“取ってへんわ!”みたいな。そういう光景が目に焼き付いていたり」とも明かした。

 被災地では、通電火災という事故も頻繁に起こったという。「1回だけ電気が復旧したんですよ。ブレーカーを落としていないところから火災が発生しちゃって。地震の揺れが落ち着いたら、ブレーカーを落とすのが大事なんだなと学びました」と、経験談から助言を送っていた。

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