郷ひろみ　1口30回に利き手変更…ストイックな生活は「郷ひろみでいたいの？いたくないの？」武豊も共感

歌手の郷ひろみ
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　歌手の郷ひろみ（67）が16日放送のNHKEテレ「スイッチインタビュー」（月曜後10・50）に出演。騎手の武豊（53）と対談。ストイックな生活について共感しあった。

　武が「謎が多すぎる。どういう生活をされてるんだろう」と郷に私生活について質問を投げかけた。すると、郷は「1日中パジャマでいるとか、今日は休みだからのんびりしようとかは、あんまり考えないですね。週3回トレーニングが月、水、金なんですけど、コンサート当日であれ、休みの日であれ、関係なしに月、水、金って決まってるんです。ダラダラしてるのはダメ」とどんな予定があろうと、決まった曜日にトレーニングに励むと決めていると明かした。

　食生活も「食事はそんなに多く食べる方じゃないんです。お昼はしっかり食べる。夜は早い時間に食べちゃうんです。コンサートを60回以上やってたんですけど、夜食べないです。コンサート終わるのが（夜の）8時とかで食べないです」と告白。「自分の中で食べたい意欲が沸いてこない。僕、水で大丈夫なんですよ。お水さえあれば大丈夫なんです。とにかく胃に負担をかけない。空っぽにして眠りたい」とこだわりを明かした。

　さらに、体のために取り組んでいた驚きの習慣も紹介。「どこ見ても30、30、30って貼ってあったんです。30回噛むってことなんです。一口食べたら30回。貼れば絶対、目に入るわけじゃないですか。大変だけど噛まなきゃいけない。それが意識が無意識に変わってくるときがあるんです」と語り、武を驚かせた。

　郷の体へのこだわりは食だけにとどまらず「元々、右利きなんですよ。左利きにある時期から変えたんです」と利き手を変えたことを告白。理由は「単純に体のバランスを取ろう」だったといい「歯ブラシとか最初のうちは落としてしまってましたからね。今は器用にクルクル回しながらできる」と笑い、武も「たくさんの方に出会ってきましたけど、聞き手を変えた方は初めてですね」と目を丸くした。

　郷はストイックな生活を続けることについて「これだけのことをしてきたんだから、後はこれを極めていけばいいって考え方ですよね」ときっぱり。「いつも自分に問う時があるんです。“郷ひろみでいたいの？いたくないの？”で、やる、やらないが選択できるんです」と究極の二択を自分に問いかけるといい「郷ひろみでいたいんだったらこれをやろう、郷ひろみでいたいんだったらこれはやめよう。それだけなんです」とシンプルな思考に基づいていると語った。

　この思考について武も「僕は小さいことですけど、仕事のことで当然、葛藤、悩むことがあるんですけど、武豊はこうしちゃダメ、武豊はこれやらなきゃダメって時々思う時があって。なんとなく思う時があるので、郷さんがそういう考えだったのが、背中を押していただけたような気持ちです」と共感し、うなずいていた。