田中みな実 悪女役でドラマ初主演!名作「悪女について」現代版 NHK3月放送「日々楽しく演じて」

[ 2023年1月17日 14:13 ]

NHK4Kドラマ「悪女について」の主演を務める田中みな実
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 フリーアナウンサーで女優の田中みな実(36)が今年3月に放送されるNHKの4Kドラマ「悪女について」(3月13日後9・00~10・29、BS4K)に主演することが17日、発表された。NHKドラマ初主演。2019年の本格女優デビュー以来、NHKも含め地上波ドラマ主演は今回が初となり、大きな注目を集めそうだ。

 20年のウェブドラマ「L 礼香の真実」、21年の映画「ずっと独身でいるつもり?」には主演している。

 1978年に「週刊朝日」で連載された有吉佐和子の同名長編小説を現代に置き換えて映像化。今なお読み継がれる名作を、バブル期の混乱から現在まで続く景気低迷の時代を舞台に、昭和・平成・令和をまたいで社会のシステムや人間の情を巧みに操って、堂々と生き抜いた「悪女」と言われる女の一代記を、生々しくも爽快に描き、その実像に迫る。自殺か、他殺か、謎の死を遂げた虚飾の女王の実像は――。田中は「悪女」と呼ばれる主人公・富小路公子役を演じる。脚本・監督は平松恵美子氏。

 田中は「原作は広く愛され、過去に映像化もされています。気負いはありましたが、あらゆることに捉われず、計算高くも屈託のない公子を日々楽しく演じています」と既に撮影に入り、早くも手応え。「“公子を類稀な愛しいキャラクターに”。平松監督のその言葉に背中を押され、どんな生き方をしていようと、公子をとことん愛し抜こうと心に決めました。あなたの目には公子が悪女に映るでしょうか、それとも」と意気込んでいる。

 共演は木竜麻生、吉沢悠、戸田恵子、橋爪功ら。

 78年版の連続ドラマ(テレビ朝日)は影万里江、12年版の特別ドラマ(TBS)は沢尻エリカが公子役を演じた。

 【あらすじ】富小路公子の謎の死から半年。彼女を取り巻く悪い噂は後を絶たない。小説家の梶谷亜弥は、悪女小説を書こうと奮起。富小路公子と関係のあった男たちなどに会い、証言を集めて「悪女」の実像を追い始める。

 16歳からラーメン屋と宝石店で働きながら、株を学び、土地にも興味を持つ。どの人にも彼女なりの真心と愛をもって接し、誰もが自分だけと信じて疑わず、妊娠に逃げ腰の男たちには平然と「1人で産んで育てる」とそれを実行する。そして5年後、2人の息子を連れて戸籍謄本を手に、ある男の実家に現れる。慰謝料で土地を手に入れ、数年後には富小路ビルが建つまでに。その鮮やかすぎる変遷に複雑な思いの亜弥だったが、やがて、公子の虚飾の人生に隠された心の在り処にたどり着く。

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