郷ひろみ「歌えていない自分がいた」「誤魔化したくないって思った」 渡米が転機となった話に武豊も共感

[ 2023年1月17日 12:22 ]

歌手の郷ひろみ
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 歌手の郷ひろみ(67)が16日放送のNHKEテレ「スイッチインタビュー」(月曜後10・50)に出演。騎手の武豊(53)と対談。渡米について語った。

 郷は1999年にリリースした「GOLDFINGER’99」が大ヒットするなど衰え知らずの人気を誇りながら、2002年に充電期間として活動休止し、渡米。この渡米について武が「トップである状況でそこを離れてアメリカでって。普通の感覚の方だとやりにくい」とすごい決断だったのではと、尋ねた。

 郷は「僕の中でも確かに葛藤はあったんですけど、それだけ切羽詰まっていた。このままでいけば、誤魔化しながらやっていくんだろうなと思えたのと、歌えていない自分がいたんです」と激白。「なんとなく歌は歌えているんですけど、人には分かりそうで分からないかもしれない。なぜかと言うと、誤魔化していることを知っているのは自分じゃないですか。誤魔化したくないって思ったんです。この先の人生、50代、60代を。それを手に入れるために行ったんです」と渡米の決断理由を語った。

 ニューヨークでボーカルトレーナーのドクター・ライリー氏と出会い、徹底的にボイストレーニングを敢行。3年が経過したころ、確かなテクニックと大きな自信をつかんだという。「教わったことはいっぱいあります。声が見えるって感じ。渦巻いている声が。これはもう本当にすごいものを手に入れたなって感覚です」と当時を振り返った。

 この話を聞いた武も「僕も30歳の時に突然なんとなく、“このままで終わるんじゃないかな”って思ってアメリカに1人でポンと行って帰ってきた時に今まで超えられなかった数字もドンっと超えることができたってことがあった」と渡米が人生の転機になったと共感。「なかなか厳しかったけど、日本ではチヤホヤしてくれる感覚だったんですけど、海外行くと無名に近い。日本で経験できないことを一からまた全部、自分でやらなきゃってすごく鍛えられた」と郷の話にうなずいていた。

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