ダチョウ倶楽部 「どうぞどうぞ」の“製作費”は数千万円?肥後克広「かなり高いです」

[ 2022年9月11日 18:40 ]

「ダチョウ倶楽部」の(左から)寺門ジモン、肥後克広、上島竜兵さん
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 お笑いユニット「ダチョウ倶楽部」が、11日放送のテレビ朝日系「路線バスで寄り道の旅」(日曜後3・55)にゲスト出演し、定番ギャグ「どうぞどうぞ」の誕生秘話を明かした。

 93年に流行語大賞の大衆語部門で銀賞を受賞した「聞いてないよォ」など、シチュエーションに応じた多数のギャグを持つダチョウ倶楽部。寺門ジモン(59)によると、「長続きしているギャグはだいたい、現場で生まれたやつです。要するに作ったやつじゃなくて、思わず現場で出ちゃったこと」といい、「“どうぞどうぞ”も現場だったんです」と明かした。

 気が進まないチャレンジに対し、寺門と肥後克広が「俺がやるよ」と男気を見せ合う中、上島竜兵さんが「じゃあ俺がやるよ」と続くと、2人が一転、「どうぞどうぞ」と上島になすり付けるというもの。このギャグが生まれたのは、3人が参加したロケで、逆バンジーを飛ぶという企画だった。

 寺門は「竜ちゃんが逆バンジーで上って行って、飛ぶ時に怖くなったから“俺無理だな…”って言ったら、下に降りている俺たちが“無理だったら俺がやるよ”“俺がやるよ”って。そしたら竜ちゃんが“俺がやるよ”って。で、(寺門と肥後が)“どうぞどうぞ”って」と、その瞬間を振り返った。

 とっさに出たやりとりで、「その時は笑いなんかないですよ」と回想。それでも、譲り合いのやりとりがその場で何度も繰り返されるうちに、ギャグとして完成していったという。寺門は「あまりにもおもしろいから、もう飛ばなくていいって、飛ばなかった」と、ロケの結末を明かした。

 寺門によると、セットはかなりの製作費をかけて組まれていたという。「セットを組んで、逆バンジーまで行って、何千万もかけてそのセットを使わなかったんです。それでギャグが1個生まれたんです」。肥後も「だから、“どうぞどうぞ”の製作費はかなり高いです。何千万ですよ」と続いていた。

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2022年9月11日のニュース