香川照之　スキャンダルの釈明文書も不発、性加害疑惑の余波続く…

芸能「覆面座談会」　これが“噂の深層”

香川照之
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　厳しい残暑の中、芸能界が大揺れとなるスキャンダルが発覚しました。ドラマにCMに引っ張りだこだった俳優の香川照之（56）が高級クラブのホステス女性への性加害疑惑を週刊誌で報じられ“降板ドミノ”が発生。人気俳優のスキャンダルの余波はまだ収まる気配がありません。ほかにはフランスへ移住した女優杏（36）、3度目のニューヨーク州司法試験の合格を待つ小室圭さん（30）の舞台裏をいつもの覆面メンバーが深掘りします。

　スポニチ本紙デスク　香川照之の性加害疑惑報道の余波が止まらない。CMに起用する各社が放送を次々に取りやめ、10月期のTBS日曜劇場「アトムの童（こ）」の降板も決まった。まさに降板ドミノだ。

　ワイドショーデスク　3年前に起きた高級クラブのホステス女性へのわいせつ疑惑を、先月24日発売の週刊新潮が報じた。翌25日に香川の事務所が内容を認める謝罪コメントを出し、本人も26日に金曜司会を務めるTBSの情報番組「THE　TIME，」の生放送で謝罪したっていう流れだったね。

　週刊誌記者　新潮の一報の時点では、CM各社も放送を見合わせることもなく、「…TIME，」の制作陣も香川をこのまま金曜司会として出演させる予定だった。もちろん発表前の日曜劇場も。

　リポーター　潮目が変わったのが、今月1日発売の新潮による続報。特に、掲載された写真が強烈な印象を残した。香川がホステス女性の髪を引っ張るような場面。しかも香川が笑みを浮かべていた。これで決定的な“アウト”になった。

　本紙デスク　実は発売前日の先月31日に、香川の事務所が広告代理店に向けてある文書を出していた。それを読んだ人によると、写真の撮影された当時の状況について「髪を引っ張ったものではない」などと釈明する内容だったそう。だけど、1日からCM各社は次々に香川の出演するCMの放送中止や契約終了を発表した。文書は状況を好転させることはできず、むしろ悪あがきをしたというふうにも見える。

　ワイドデスク　世界的自動車メーカーであるトヨタ自動車の判断が大きかった。同社がCM放送中止を決めてから、一気に各社が動いた。TBSの「…TIME，」も、トヨタの発表から数時間後に降板を発表した。

　週刊誌記者　この時、TBSは「ニュースを伝える上で、視聴者に不信感や疑念を持たれることがあってはならない」とコメント。わざわざ「ニュースを伝える上」として、俳優業の仕事は続けられるよう余地を残した。それでも、批判の声は一向にやまず、日曜劇場の降板も決まった。やはり、被害者のいる性的スキャンダルはダメージが大き過ぎた。

　リポーター　「アトムの童」では、香川は出演者欄の一番最後に名前が書かれる“トメ”と呼ばれる重要なポジション。既に8月から撮影に入っていた。香川クラスの代役を見つけることは困難で、撮り直すスケジュールの問題もあるので、制作現場からは「できれば香川さんで続けたい」という声も上がっていた。当初予定していた放送開始日がズレる可能性もあるそうで。

　ワイドデスク　香川の仕事はしばらくテレビは難しくなる。となると、行く先は歌舞伎界になるのだろうか。歌舞伎界はスキャンダルも日常茶飯事だから、受け入れてもらえるのでは。

　週刊誌記者　歌舞伎俳優をやっているとはいえ、多忙だったため年間で歌舞伎の出演に割く時間はわずかだった。そう簡単にはいかないだろう。いばらの道が待っている。