峰竜太「一歩下がった姿がウチみたい」75年エリザベス女王来日で目撃、フィリップ殿下に見た“理想”

[ 2022年9月11日 05:30 ]

大河ドラマの現場を訪れたエリザベス女王とフィリップ殿下にあいさつする(左から)峰竜太、石坂浩二、松原智恵子
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 8日に96歳で死去したエリザベス女王の訃報を受け、70年以上にわたって故フィリップ殿下と添い遂げたその夫婦生活に特別な思いを抱いている芸能人カップルがいる。俳優の峰竜太(70)と元女優の下嶋みどりさん(69)夫妻だ。峰はフィリップ殿下の姿を自身に重ねてきた。その理由は――。

 峰が夫妻を間近で見たのは1975年5月。初来日した女王とフィリップ殿下が東京・渋谷のNHKで同年放送の大河ドラマ「元禄太平記」の収録を見学に訪れ、俳優石坂浩二(81)や女優松原智恵子(77)らと出迎えた時のこと。峰の脳裏に焼き付いているのは、女王の後ろに控えめに殿下が立った夫婦の形だった。

 「僕たちは結婚前だったんですが、あの時を振り返ると“一歩下がった姿がウチみたいだなあ”って思います」

 当時峰は23歳。故竹脇無我さんが演じた武士に仕える配下役で初めての大河ドラマ出演だった。当日は自身の撮影は入っていなかったが、プロデューサーから声を掛けられ、ほかの出演者とともに役衣装でスタジオ入り。女優だったみどりさんとは交際中で、結婚は2カ月後だった。「女王の神々しさとともに、夫婦のたたずまいが強烈に印象に残りました」

 1982年に不倫騒動を起こし、みどりさんを伴って謝罪会見をするなどすっかり“恐妻家”が定着した峰。「おしどり夫婦だったお二人のことは常に理想にしています。僕たちと立場が違うことは分かっているのですが、あの時の姿を思い出すことが多くて、そのたびに妻をたてようと動いています」。いつの間にか一歩下がる姿勢が身につき、一家の円満を守ってきた。

 フィリップ殿下は公務で多忙な女王を70年以上支え続け、4人の子を育てた“イクメン”で、時には自らパパラッチの前に立ち女王を守ることもあった。そんな殿下に女王も感謝し、昨年4月に殿下が他界した際には「人生に大きな穴があいたような心境」と語ったとされる。峰は「おかげさまで今、夫婦円満です。訃報に接して妻とお二人のことを話しています」としのんだ。

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2022年9月11日のニュース