福山雅治 芸能活動以外の副業を行う理由明かす「感謝の気持ちをどうやって形にできるのかな」

[ 2022年9月11日 14:55 ]

歌手で俳優の福山雅治
Photo By 提供写真

 シンガーソングライターで俳優の福山雅治(53)が11日、フジテレビ「ボクらの時代」(日曜前7・00)に出演。芸能活動以外の副業を行う思いを明かす場面があった。

 この日はガリレオシリーズの最新作、映画「沈黙のパレード」で共演する北村一輝、柴咲と鼎談(ていだん)を行った。

 それぞれの芸能以外の活動について話をする中、福山は「僕なんかはこっそりやってる人」と笑いつつ「この仕事で収入が上がってくると“個人の会社作ってください!”って言われるんですよね、会社からも。会社があって、いろいろな業態を登記しているのであれば、自分のやりたいこと、出会いがあれば、そこと組んでいくっていう」と副業について言及した。

 「例えば、レコーディングスタジオだったんだけど、そこで働いているスタッフの方で料理が上手な方がいて、1人1000円とかで定食をスタジオが始めたんです。おいしくて、“もしこのレコーディングスタジオがつぶれたら、一緒にご飯屋さんでもやろうか”って言ってたら、本当にレコーディングスタジオがなくなっちゃったんですよ。それで“何かやろうか”って…そんな始まりです」と具体例も明かしつつ、「自分が仕事をやらせてもらっているのは、もちろん、自分の頑張り、頑張ってないとは言わないし、汗もかいているんだけど、運と出会いによって生かされているっていうのがある。事実そうなんだと思う。そのマインドが生まれた時に、何か人の役に立てることに使えたらいいんじゃないかなって、感謝の気持ちをどうやって形にできるのかな、っていうのをやっている状態」と説明した。

 それでも「(若い時は)もっと全然、人の事考えてなかったです」と福山。「一番大きかったのはデビューした後ですね、1990年3月に音楽でデビューして、まったく売れなかったんですよ」とCDデビュー直後の苦しい時代がきっかけだと明かし、「それがしばらく続くんです。オリコンチャートにも入らなくて、200位まで(順位が出るけど)計測不能って出て。計測できない、売れてないわけです。売れてないんだけど、それでも2枚、3枚シングル出させてもらって、3枚目のアルバムぐらいまで、バンバンやらせてくれるわけですよ。そこで自分でお金出したないのに、全然取り戻せてないなって気付くわけですよ」と続けた。

 「幸いなことに、ライブをやると、ファンの方が増えていってたんです。僕はその時に、ファンの方が応援してくれている、この人たちのために頑張ろうとまず思った」と回顧。「とにかく恩返ししないと、っていう。ファンの方にやらせてもらう時間をもらった、レコード会社やプロダクションの方に期待という名のもとの猶予をもらったと思った。とにかく本番をやりながらでも練習を積み重ねていく、その時間を与えてもらっている感覚で、ずっとやってきた」としたうえで「感謝ですよね。福山の血液は感謝でできてます」と語った。

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2022年9月11日のニュース