水原希子 女優デビュー作のオーディション秘話 主演・松山ケンイチに支えられるも「やめようと」

[ 2022年7月29日 13:46 ]

モデルで女優の水原希子
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 モデルで女優の水原希子(31)が28日放送のTOKYO MX「サバンナ高橋の、サウナの神さま」(木曜後9・25)に出演。デビュー作である映画「ノルウェイの森」を最初で最後の女優業にしようと思っていたことを明かした。

 2003年にモデルデビューをし、モデルとして活躍する傍ら、2009年、映画「ノルウェイの森」(2010年公開)で主人公の恋人・緑役に抜てきされ、女優デビューを果たした。一度も女優の仕事もしていないにもかかわらず、突然来たオーディションの誘いに「何で来たんだろう」と事務所のスタッフともども驚いたという。

 水原は「緑のオーディションは既にしていたらしいんですけど、監督が“緑だな”って思う子に出会えなかったみたいで、そうしたらたまたま手に取った雑誌に私が出ていて、“雰囲気が緑っぽいから、1回会ってみたい”ってことだったんですよ」と説明。「演技とか1回もやったことないのに大丈夫かなって」と当時の心境を振り返りつつ「凄く硬かったと思うんですけど、3回ぐらいオーディションを受けて、監督といろいろとお話をして、“君の両親はどういう人なの?”とか、私のプライベートな話をしていく中で、彼の中で緑に近いものを感じたみたいで、“じゃあ、一緒にやっていこう!”ってその場でOK出された」と明かした。

 合格の決め手は「演技とかじゃないんだと思います」と水原。「あとは本読みを重ねて、演技レッスンとまではいかないけど、“こういう映画を見て勉強してね!”とか、あえて、酷い言葉をぶつけて、こっちに精神的に辛い思いをさせる、という演出方法もされたので、凄い大変でした。何が起きてるかも全然わからないっていうか…」と回顧。そんな中、主演の松山ケンイチには支えられたという。「凄い優しい方で、“監督とか厳しいけど、すべては作品をよくするためだし、希子ちゃんにいい演技してほしいって思っているから、熱っぽく言ってくれているから、希子ちゃんが嫌いってわけじゃないから”って、言ってくださって」と感謝した。

 そんな出会いもあり、役者業の面白さも見い出せたのかと思いきや、「(役者は)『ノルウェイの森』でやめようと思っていたんです」と告白。その理由は「向いてない」と思ったといい、「この1回きりでいいや!って思たんですけど、『ノルウェイの森』を見て下さった方から、いろいろオファーをいただいて、評価をしてくださっているから、こうやってオファーいただけるんだなって、うれしくて…。だったらちゃんと期待に応えていきたいなと思って、続けることにしました」と明かした。

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2022年7月29日のニュース