篠原ともえ デザイナーの才能を「一番最初に見通してくれた」吉田拓郎からのメッセージに涙

[ 2022年7月29日 14:25 ]

篠原ともえ
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 デザイナーでタレントの篠原ともえ(43)が29日放送のテレビ朝日系「徹子の部屋」(月~金曜後1・00)にゲスト出演。年内で芸能活動を終了する意向のシンガー・ソングライター吉田拓郎(76)からのメッセージに涙を流す場面があった。

 篠原は16歳で歌手デビューし、個性的な“シノラー・ファッション”で一大ブームを巻き起こした。現在、シンガー・ソングライターの松任谷由実や、歌手・水森かおりの衣装を手掛け、今年5月には国際的な広告賞「ニューヨークADC賞」で銀賞と銅賞を獲得するなどデザイナーとして活躍する。

 また、最近は吉田拓郎の最後のアルバム「ah-面白かった」のジャケットの衣装デザインとアートディレクションを担当。21日に放送された吉田の最後のテレビ出演となったフジテレビ特番「LOVE LOVE あいしてる 最終回・吉田拓郎卒業SP」でも共演した。

 吉田とはKinki Kidsも共演した「LOVE LOVE あいしてる」で出会ったとし、「1996年ごろですね」と回顧。アルバムの仕事については「拓郎さんとモノづくりができるって言うのがうれしかったですね」とし、「拓郎さんは私がデビュー当時の歌を歌ったり、テレビに出ている頃から“篠原、お前いつかデザイナーになれよ”っていうふうに言ってくれた唯一の人だったんですね」とも明かした。

 篠原は当時「デザイナーになりたいけれど、夢の選べない状態だったので」と両親にしか夢を打ち明けたことがなかったという。そんな時に吉田から「篠原の洋服は僕も見ていて楽しい気持ちになるから、自分のアイデアというのをいろんな人に届けてあげなさい」と言われたとし、「凄いですよね。一番最初に見通してくれた人なのかもしれません」と語った。

 番組には吉田から篠原へのメッセージが届き、黒柳徹子が読み上げた。「20年以上も前でした。Kinki Kidsと篠原ともえという若者たちと番組を一緒にやる中で彼らからはかり知れない勉強をさせてもらいました。篠原ともえはあの頃から芸術的なセンスが輝き始めていました。今回LPアルバムのジャケット等のデザインをお願いした事を誇りに思います。と同時に彼女のこれからにますます大きな期待をいたしております。吉田拓郎」と聞かされた篠原は、「いやー、ラブレターですね。うれしいです」と涙を流した。

 「胸がいっぱいになりますね。本当に拓郎さんとはいろんな思い出があるんですけど、自分の最後のアルバムに声をかけてくださったり、今の私の活動をすごく温かく見守ってくれて」と感謝。「本当に尊敬するアーティストであり、モノづくりの師匠という感じがするので、このアルバムを最後にっておっしゃってますけれども、追いかけたいなって。モノを作っていく力強い姿勢っていうのは本当に勉強になったので、ずっと仲良くしていたいなっていうふうに思ってます。うれしくなっちゃいました」と続けた。
 

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