有働由美子 最愛の母の葬儀で涙の司会「何も返してあげられなかったから恩返しを」

[ 2022年7月29日 16:10 ]

有働由美子アナウンサー
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 フリーアナウンサー有働由美子(53)が29日、パーソナリティーを務めるニッポン放送「うどうのらじお」(金曜後3・30)に生出演し、葬儀にまつわるエピソードについて語った。

 26日には都内で開催された、作家で僧侶の瀬戸内寂聴さんのお別れの会で、司会を務めた。作家の林真理子さん、阿川佐和子さんらのスピーチに、「聞いているだけで一つの小説かエッセーを読ませていただいているみたいな感じで、厳かな雰囲気の中にも楽しく過ごす…というか、司会をさせていただいた」と、感心しながら役目を務めたことを明かした。

 アナウンサーとして過去に200件ほど結婚式の司会を務めたことを明かしている有働アナだが、実は葬儀の司会も数々、経験済みだという。「この年でこの声になってくると、(式の雰囲気に)合ってくるんですけど、20代のころから割と声が低かったから。“上司の葬儀の司会をやって”って、一番最初がそれだったかな」と振り返った。

 そのうち、「葬儀の司会、何でも数こなせばできてくるので、何となくやれるかなと思い込んじゃって」と考えるようになったという。そんな中、11年に自身の母が死去。その母の葬儀の司会も、自分が立候補した。「どうせ他の方にやられるなら」という思いと、「お母さんに何も返してあげられなかったから、司会して恩返ししたい」という罪滅ぼしの思いから、「自分で手を挙げてやったんです」と明かした。

 ところが、自分を産み、育ててくれた最愛の母とのお別れは、長年の経験ではどうしようもない悲しさがこみ上げてきたという。「“それでは始めさせていただきます”の、“それでは”から泣いちゃうという。“そ、それではぁぁぁ…”って。泣いているのか、しゃべっているのか分からないというのが延々、続いて。来られた方々、大変だったなと思うんですけど」。涙、涙の司会になってしまったようで、「いくら数をこなしても、身内のはダメだっていうことが、その時初めて分かった」と話していた。

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2022年7月29日のニュース