風間晋氏 政府のBA・5対策強化宣言「何か政府としても対応しているという形を取らざるを得ないんだと」

[ 2022年7月29日 10:26 ]

東京・台場のフジテレビ社屋
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 フジテレビ報道局解説委員の風間晋氏が29日、フジテレビの情報番組「めざまし8(エイト)」(月~金曜前8・00)に出演。政府が新型コロナウイルスのオミクロン株の派生型BA・5による感染急拡大を受け、都道府県が独自に発信する「BA・5対策強化宣言」を新たに設ける方針を決めたことに言及した。

 「BA・5対策強化宣言」で、早期のワクチン接種や高齢者の外出自粛を国と都道府県が一体となって呼びかけられるようにする。28日に報告された感染者は23万3100人となり、過去最多を更新した。感染者用の病床使用率が、医療逼迫の目安とされる50%超となった自治体も増加。各地で医療提供体制が安定的に維持できるかどうか厳しい状況に置かれており、政府は宣言の新設で感染者増加に歯止めをかけたい考え。

 MCの谷原章介が「(高齢者の)年齢の発表がないので分からないんですけれども、この制限どう思いますか?」と聞くと、風間氏は「まずなんでこういうことになってきてるのかって言ったら、やはり政府の想定と、特に地方の医療現場の状況との、厳しさとのかい離みたいなものが本当に厳しい状況になっているんだと思います」と指摘。

 そして、「だから政府としては行動制限は基本的にしないという立場を守りつつも、地方の医療現場のひっ迫に関して何か政府としても対応しているという、そういう形を取らざるを得ないんだと思うんですね。それがこの強化宣言という発想になってきているのかなと思う」と話した。

 そのうえで「特に地方はもともと医療態勢が薄いと言われてたわけじゃないですか。それが今、第6波と比べても桁違いなわけですよ。僕の地元の新潟県も第6波の時は感染者が何百件だった話が、今は3000件を超えているわけで、そりゃあ医療現場は対応はなかなか難しいだろうって思いますね」と自身の見解を述べた。

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2022年7月29日のニュース