自民・福田氏 旧統一教会問題めぐる発言でジャーナリストが懸念「被害者に言ってるようにも」

[ 2022年7月29日 17:01 ]

福田達夫氏
Photo By 共同

 ジャーナリストの角谷浩一氏が29日、TBS系「ゴゴスマ~GO GO!smile~」(月~金曜後1・55)に生出演し、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)と政界の関係をめぐる問題についての自民党・福田達夫総務会長のコメントについて言及した。

 同番組では、福田氏のこの日午後のコメントを、フリップを使って紹介した。「まず第一に、党としては(関係が)ないと幹事長が明確に申し上げているというふうに僕も理解している。正直、僕自身が個人的に全く関係がないので、何でこんな騒いでいるのか正直よく分からない。我が党が組織的にある団体から強い影響を受けて、それで政治を動かしているのであれば問題かもしれないが、僕の今の理解の範ちゅうだとそういうことが一切ないので、それを取り立てて問題だということが、何か物事を良くするのか、非常に僕は極めて疑問に思っている。正直言いますよ。何が問題か僕よく分かんないです、という感じです」といった内容だった。

 組織の政治への影響力を否定する内容だったが、角谷氏は「問題は、統一教会の被害者の弁護をしている弁護士さんたちや、被害者の皆さんに“何が問題なんですか?”と言ってしまっているようにも聞こえてしまいかねない」と指摘。「福田さんの言葉はちょっと足りないようなので、この後ちょっと政局の中で大きなポイントになってくるかもしれない」と懸念を示した。

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2022年7月29日のニュース