石黒賢　田中邦衛さんとの初共演での思い出を告白「緊張すんだよなって」「姿勢が凄く素敵でカッコ良くて」

俳優の石黒賢
Photo By スポニチ

　俳優の石黒賢（56）が11日放送のテレビ朝日系「徹子の部屋」（月～金曜後1・00）にゲスト出演。昨年3月に他界した俳優田中邦衛さん（享年88）との思い出を明かした。

　石黒は田中さんとは19歳で出演した映画「めぞん一刻」（1986年）で初めて共演したとし、「その時ミュージカルのシーンがあったんですね。それで前もって練習することになりました。僕はもの凄く踊りが下手で。私と邦衛さんだけ、いつも残されて」と振り返った。

　邦衛さんは人気俳優であったにもかかわらず、「賢ちゃん悪いな、悪いな、もう一回付き合ってくれるか」などと丁寧に石黒に話しかけていたとし、「それで“ぜひお願いします”って言って、レッスンが終わって、撮影本番になりました。すると本番前にしきりに邦衛さんがこうやって（太ももをさすって）るんですよ。“緊張すんだよな、緊張すんだよな”っておっしゃってたんですよ。田中邦衛さんが」と意外な姿を告白。

　その姿に「それでまあ僕なんか緊張すんのは当たり前だなあと思って。邦衛さんが“芝居ってのはなあ”っておっしゃったことは一度もないんですけど、そういうたたずまいでなんか、役者さんってお客さんに見てもらうんだから、ちゃんとしたもんをやらなきゃいけないっていう姿勢が凄く素敵でカッコ良くて。そのエピソードは凄く心に残ってます」としみじみと語った。