佐藤かよ テレビ業界から離れた理由「当時の私は、なんか人に嫌われることを凄く怖がっていた」

[ 2022年7月11日 16:40 ]

佐藤かよ
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 タレントの佐藤かよ(33)が11日放送のフジテレビ系「ポップUP!」(月~金曜前11・45)にVTR出演。テレビ業界から離れていった理由を明かした。

 佐藤は、2010年にトランスジェンダーを公表し話題となった。リポーターから、以前と雰囲気が変わったことについて、質問されると佐藤は「大人になったんですよ。一応、顔は課金とかはしなかったのでナチュラル」と返答。「美肌の治療とかクリニックに通ったりとかはありましたけど、でも骨を削ったりとか、切ったりとかそういうことはしていない。髪の毛とかかな?あとメイクが大きいですね」と続けた。

 17歳で地元・名古屋でスカウトされモデルとして芸能界デビュー。当時について、佐藤は「女の子としてスカウトされて、モデルの仕事をはじめたのがきっかけで、自分がトランスジェンダーっていうことは誰にも言わずに活動していました」と回顧。テレビ出演など仕事が急増するも、その一方で「どうしても地元の人とかが(自分のこと)見たことあるし、本当のことを知っている人っていうのがウワサになっていたりとかして、追い詰められていったっていうのもあります」とトランスジェンダーの自分を隠しながらの生活で、周囲の目が気になり追い詰められていたという。「たぶん気付かないようにはしていたけど、疑心暗鬼にはなっていました」と振り返った。

 そして、20歳の時にとある番組で元々、男性として生まれたことをカミングアウト。佐藤は「心境的に男とか女ではなくて、トランスジェンダーとしての自分として歩き始めたっていう、人生が始まったのかなっていう風に思います」とカミングアウトした時の心境を明かした。

 しかし、一方で苦悩もあったといい、「テレビとかって、人間関係とか“良くないところが良いところ”だったりする。だらしなかったり、気分が上がり下がり激しかったりとか、人と接する距離感が凄い近くだったりとか、一般社会では疎遠されがちなような所が実はテレビのお仕事だったら良い部分であったりとかする。でも、あの当時の私はなんか人に嫌われることを凄く怖がっていた」と“視聴者に嫌われたくない”という漠然とした不安があり、次第にテレビ業界から離れていったという。

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