世耕弘成氏 街頭演説は「選挙には不可欠」安倍晋三元首相の銃撃事件を受け思いを語る

[ 2022年7月11日 12:21 ]

 自民党の世耕弘成参院幹事長(59)が11日、日本テレビ系「スッキリ」(月~金曜前8・00)に出演。8日に奈良市内で安倍晋三元首相(享年67)が銃撃され死亡した事件を受け、今後の選挙活動のあり方について語った。

 MCの加藤浩次から「選挙において日本は街頭演説で地方に回る。警備は近づけないようにする。政治家は有権者に近づこうとする。難しいせめぎあいです」と今後の選挙活動のあり方について尋ねられた。

 世耕氏は「今回の件を受けて、少しやり方は変えていかないといけないと思います。私も事件の当日、翌日も街頭に立ちました。特に翌日は握手、グータッチはやめてくださいと言われましたんで、それには従ってやりましたけども、ただ、触れ合いたいという思いはあります」と思いを口にした。

 その上で「やっぱり、街頭で動員をかけた聴衆でなく、通りすがりの人がこの人の演説だったら聞いてみようというのが街頭演説ですから、やっぱり選挙には不可欠です」と街頭演説はなくてはならないものとし「街頭演説ってやっぱりSNSとか動画で代替できなくて、やる立場からすると聴衆の反応によって何かが乗り移ったように、一般の人がうなずいて聞いてくれている。ぐっとノッて熱い演説ができたりがある。聞いてらっしゃる側もあると思う。聞いてるうちになるほどってなってきて、拍手喝采してくれるとかですね、街頭演説にしかできない醍醐味だと思います」と訴えた。

 そして「安倍さんって街頭演説にかけていたんですね。自分が行って訴えることによって1000人、2000人が行動を変えてくれたら、ここの選挙区勝てるって常にそういう思いで行ってましたから、その街頭演説をこれを機会になくしてしまうことでなく、より安全な街頭演説に変えていくことが重要だと思います」と安倍元首相の思いを明かし、今後も安全策をとりながら続けていくべきと主張した。

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2022年7月11日のニュース