橋下徹氏 安倍晋三元首相襲撃に私見「ないことないこと、特定団体との関係性についてわんさかネットに」

[ 2022年7月11日 08:40 ]

元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏
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 元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏(53)が11日、フジテレビの情報番組「めざまし8(エイト)」(月~金曜前8・00)に出演。安倍晋三元首相が奈良市で参院選の応援演説中に銃撃されて死亡した事件についてコメントした。

 橋下氏は「本当に残念でなりませんね。また、その直後に政治家の皆さんやメディアもそうなんですけど、民主主義への挑戦だとか政治テロのような、当時はまだ犯人の供述っていうのがはっきりしていなかったので、政治テロのようなそういう扱いだったんですけど、今の供述からすると民主主義への挑戦とか政治テロってことではなく特定団体との関与ということでの怨恨(えんこん)、通常の犯罪」と指摘。「僕は、ここで問題なのは、犯人の動機を解明するにあたってネットの影響というものがどれだけあったのか。あの後いろいろ調べると、ないことないこと、特定団体との関係性についてわんさかネットにあふれてるんですよ」と話した。

 そして「もう一つは、これは僕の個人的な意見です」と前置きしたうえで「これから供述内容で確定してもらいたいんですが、もしあれくらいの特定団体との関連性くらいで安倍さんの方に殺意を持ったというのであれば、僕は安倍さんをね、世間がですよ、これ政治家だからある意味仕方がないっていうところがあるのかも分からないけれども、物凄いね、ある意味、その命を奪ってもいいじゃないかっていうような言説がもうあふれ返っていて、そういうことが多少なりとも影響してたってのは、この犯罪に影響してたってことであれば、僕はこのネット社会の表現の自由っていうのは守っていかなきゃいけないんだけど、だけど一方でこういう犯罪を誘発してしまうってことに関してどう社会的な体制を築くのかっていうのを、単なる民主主義への挑戦とか政治テロだってことじゃなくて、そこをしっかりね、政治家は考えてもらいたいです」と主張した。

 さらに「表現の自由っていうことで難しいんだけど、でももうネットの中でねえ、あふれ返ってますよ、安倍さんに対してのないこととか、この度を越えた批判っていうのをね。ある意味、叩き斬ってもいいとかいうことを言ってた学者もいたわけですからね。僕はそれは違うと思う」と考えを述べた。

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2022年7月11日のニュース