石黒賢 戦後初の日本人プロテニス選手だった亡き父・修さんとの思い出「車中で父の人生について話を」

[ 2022年7月11日 14:00 ]

俳優の石黒賢
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 俳優の石黒賢(56)が11日放送のテレビ朝日系「徹子の部屋」(月~金曜後1・00)にゲスト出演。16年に他界した父で元プロテニス選手の石黒修さん(享年80)について語った。

 石黒が敬愛する父・修さんは戦後初の日本人プロテニス選手で、ウインブルドン選手権に6度の出場、日本選手権シングルス、ダブルスで各3度の優勝を誇るプロテニス界のパイオニア。石黒は「私はもちろん家族なので、大人になってからですね、“あなたのお父さんは凄かった”とか、人によっては“あなたのお父さんは日本の宝だったよ”なんて言って下さる人もいて」と語り、自身が生まれた年に修さんが引退したため、試合は映像でしか見たことがないと振り返った。

 石黒は仕事でウインブルドン選手権を見に行くことになった2008年には修さんもともに行ったとしてツーショットの写真も披露。その際に修さんが「血尿が出る」と漏らしたことから、帰国後の検査をすすめ、腎盂(じんう)がんであることが発覚したとした。

 そうして修さんは16年に他界。石黒は自身が幼い頃はほとんど修さんは家にいることがなかったために寂しい思いをしていたとしたが、闘病中は「私が病院に連れて行ったりできたので、その車中で父の人生についていろいろ話を聞けたからそりゃ良かったなという」と回顧。最期の瞬間に立ち会うことはできなかったとしたが、「ちょうど亡くなる前日に兄とちょうど2人で父を見舞うことができて。その翌朝、朝5時ぐらいに電話がかかってきて。死に目には会えなかったんですけど、ただまあ前日に兄と行けたから、ほっとしたのかなとは思いたいですね」としみじみと話した。

 

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2022年7月11日のニュース