ロシア軍が民間施設を攻撃する意図 専門家が指摘「ウクライナ人を恐怖で支配するという事」

[ 2022年3月30日 17:04 ]

東京・汐留の日本テレビ社屋
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 ロシア、ウクライナ情勢に詳しい大和大学の佐々木正明教授が30日、日本テレビ系「情報ライブ ミヤネ屋」(月~金曜1・55)に生出演。ロシアとウクライナが29日、トルコのイスタンブールで停戦交渉を対面形式で再会したことに言及した。

 交渉終了後、ロシアのフェミン国防次官は停戦交渉を前進させるための信頼醸成措置として、首都キエフと北部チェルニヒフ方面での軍事作戦を大幅に縮小すると表明。ウクライナ代表団は、関係国による安全保障の枠組み創設と引き換えに北大西洋条約機構(NATO)加盟を断念する「中立化」方針を伝えたと明らかにした。

 「髭男爵」の山田ルイ53世に「なんであんなに学校とか幼稚園とか壊すんですか?非難されるの分かってるじゃないですか、そんな戦い方したら」と問われた佐々木氏は「民間人の戦意を削ぐというのはあると思います」と回答。「戦車の車両を囲んで『出ていけ』とデモをしたりしてるんですね。そこで爆撃をしたりするとやはりそういうのができなくなる。今キエフを空爆したりする理由もやはり、この戦意を削ぐ、ウクライナ人を恐怖で支配するという事をやってるんだと思います」と自身の考えを述べた。フリーアナウンサーの宮根誠司は「民間施設を攻撃することによって『ああ、もうだめだな』って思わせるっていう、ある意味非常に邪悪なやり方ですよね」と語っていた。

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2022年3月30日のニュース