若狭勝弁護士 ウィル・スミスのオスカー剥奪の可能性に「アカデミー側は名誉を深く傷つけられたと…」

[ 2022年3月30日 09:05 ]

弁護士の若狭勝氏
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 元東京地検特捜部副部長で衆院議員の経験もある若狭勝弁護士(65)が30日、フジテレビ「めざまし8」(月~金曜前8・00)に出演。米俳優ウィル・スミス(53)にオスカー剥奪の可能性が浮上したことについてコメントした。

 27日(日本時間28日)の第94回アカデミー賞授賞式で、コメディアンの男性に平手打ちを食らわせた騒動から一夜明けた28日、主催する映画芸術科学アカデミーは「スミスの行動を非難する」との声明を発表。正式な調査を開始することを明らかにし「さらなる措置を検討することになるだろう」とも表明した。

 MCの谷原章介が「クリス・ロックは訴えないということを表明していますけれども、アカデミーは処分を検討し調査をする。いかがでしょう?」と聞くと、若狭氏は「これはアカデミー側が自分たちの団体の名誉を深く傷つけられたという思いが相当強いんだと思う。ですからさらなる調査をして、さらなる処分も検討するという話になってきてるんだろうと思うんですよね」と指摘。そして「そもそも感情に任せてこういう暴力を振るうって話はままある話。被害者側が訴えないと言っていれば、通常はそれで終わりなんですが、ことはアカデミーの授賞式においてのことで、マスコミにもこれだけ取り上げられているってことで、アカデミー側は自分たちの今までやってきたことが傷つけられたということで怒りがそこに向いているという見方ができると思います」と自身の見解を述べた。

 授賞式ではプレゼンター役で登場したクリス・ロック(57)が、スミスの妻で女優のジェイダ・ピンケット・スミス(50)の髪形をからかうような冗談を口に。スミスがステージに上がり、頬に強烈なビンタを食らわせた。米メディアによると、ジェイダは脱毛症に悩まされているという。ただ、ロックはそれを知らなかったとの報道もある。スミスは28日、ロックに対して「公式に謝罪したい。私は一線を越えた。間違っていた」とSNSに投稿。自らの行動について「ジェイダの健康状態に関するジョークは我慢ならず、感情的に反応してしまった」と釈明した。27日の受賞のスピーチで「アカデミーや候補者の仲間たちに謝罪したい」と涙ながらに述べたが、ロックには謝罪していなかった。

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2022年3月30日のニュース