「カムカム」ひなたと五十嵐の再会 演出側「過去と向き合うために必要だった」

[ 2022年3月30日 08:15 ]

連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」第105回で、バーのカウンターで話すひなた(川栄李奈)と五十嵐(本郷奏多)(C)NHK
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 30日放送のNHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」第105回で、ヒロインのひなた(川栄李奈)がバーのカウンターで、かつて交際していた五十嵐(本郷奏多)から、別の相手との結婚を告げられる場面があった。

 ひなたにとっては、改めて痛手を負うような展開だが、演出の深川貴志氏は「ひなたが過去と向き合う場面が必要だった。ひなたには、五十嵐が自分と付き合ったことで苦しんでいたのかもしれないという思いが残ったままだった」と説明する。

 バーで五十嵐と会う前のひなたは、まるでこれからデートに向かうかのような様子。深川氏は「焼けぼっくいに火が付いたようにも見えるが、あれは五十嵐に恋している様子というより、恋なのかどうか自分でも分からない様子」と話す。

 バーで五十嵐から「ひたなは、誰か、いい人いないの?」と問われると「私は今、仕事が楽しい」と明言。深川氏は「ひなたは、あの言葉で、自分が既に五十嵐に恋していないことに気づいた。ひなたが過去と向き合うために、五十嵐の再登場が必要だった」と話した。

 ひなたは今後、誰に恋するのか?このドラマの見どころの一つになりそうだ。

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2022年3月30日のニュース