渡辺棋王 永瀬王座との棋王戦第2局始まる 戦型は相掛かり 昼食休憩までに54手進む

[ 2022年2月19日 12:15 ]

棋王戦第2局に臨んだ渡辺明棋王(日本将棋連盟提供)
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 将棋の渡辺明棋王(37)=名人との2冠=が永瀬拓矢王座(29)を挑戦者に迎える棋王戦5番勝負第2局が19日午前9時、金沢市で始まった。戦型は渡辺の先手で相掛かりになり、昼食休憩に入る正午までに54手進んだ。

 33手目、渡辺が永瀬桂の利きに歩を突きだして角道を通す。金銀4枚が連結した渡辺陣は右王に構え、本格的な戦いへの機運が高まっている。持ち時間は4時間ずつで、昼食休憩までに両者1時間14分消費した。

 渡辺の先勝で迎え、勝てば10連覇へ王手をかける。永瀬が勝てば1勝1敗でタイ。18年、渡辺に挑戦し2勝3敗で屈した5番勝負の雪辱へ、星取りは振り出しに戻る。

 渡辺は11、12日、東京都立川市での本社主催・第71期ALSOK杯王将戦第4局に敗れ、藤井聡太王将(19)=竜王、王位、叡王、棋聖含む5冠=に7番勝負を4連敗とし、2冠へ後退して初めての対局となる。昼食メニューは両者松花堂弁当。

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2022年2月19日のニュース