大沢たかお 大ヒットドラマ「JIN」出演を猛反対された過去「すべて失うかもしれないって」

[ 2021年11月22日 13:31 ]

大沢たかお
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 俳優の大沢たかお(53)が21日放送のTBS「日曜日の初耳学」(日曜後10・00)に出演。大ヒットドラマ、TBS日曜劇場「JIN―仁―」への出演を周囲に大反対された過去を明かした。

 この日は「俳優人生の挫折・苦悩をどう乗り越えてきたのか?」について、これまでゲストとして出演した人気俳優たちの俳優人生をインタビューで未公開トークなどで振り返った。

 大沢は1987年から雑誌「MEN'S NON-NO」などモデルとして活躍し、1994年にフジテレビ「君といた夏」で俳優デビュー。その後日本テレビ「星の金貨」、フジテレビ「お仕事です!」、TBS「美しい人」などヒット作に数々出演するも、30歳の時に、ドラマからは距離を置き、映画の世界に軸足を置くようになった。

 インタビュアーを務める予備校講師でタレントの林修(56)から「ドラマに不満があった?」と聞かれた大沢は「不満は若気の至りであったかもしれないですね。何でもっと追い詰めないんだろうとか、何で先をどんどん急ぐんだろうとか、今、思えば当たり前、納期があるし、毎週放送しないといけない。それがだんだんクオリティーとか、お客さんに喜びや感動を伝えることよりも、とりあえず、完成品を作るほうが当然優先されるんでしょうけど、そこに合わなくなっていた。歪みが自分との間に出てきて、だんだんうまくいかなくなってきた」と赤裸々に告白。「だったら、ドラマを変えるというよりも、自分が身を引いたほうがいいのかなと思って、ドラマやるの、やめちゃいましたね」と明かした。

 2009年、大ヒットしたTBSドラマ「JIN―仁―」への出演で再びドラマの世界へ。同作は大沢演じる医師の南方仁が江戸時代にタイムスリップして奮闘する物語で、第1シリーズは最終回に25・3%を記録、第2シリーズ(完結編、2011年)は最終回で26・1%を記録した。

 同作でドラマ復帰した理由について「意外とその頃ってドラマが元気なかったんですよ。みんなシフトを映画にしてたんです。だから、ちょうどそこで(ドラマを)やったら面白いかなと思ったんです、逆に」と大沢。「無謀な企画だったんで、あのドラマの低迷期にお医者さんがタイムスリップで江戸に行くって言ったって、誰も…どんな企画だよ!ってなりますよね。結構猛反対されました、周りに。今までの数年間、映画で培ったものを1個のドラマの失敗ですべて失うかもしれないってみんなに言われて」と、周囲からは大反対にあったとしつつも「これはもう最後の勝負かなと思ってやりましたね」と振り返った。

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2021年11月22日のニュース