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衣装デザイナーのワダエミさん死去 84歳、黒澤明監督「乱」で米アカデミー賞

[ 2021年11月22日 05:30 ]

死去したワダエミさん
Photo By 共同

 黒澤明監督の映画「乱」で米アカデミー賞衣装デザイン賞を受けるなど国際的に活躍した衣装デザイナーのワダエミ(本名和田恵美子=わだ・えみこ)さんが13日死去した。84歳。京都市出身。葬儀は近親者で行った。喪主は長男翼(つばさ)さん。

 京都市立美術大(現京都市立芸術大)在学中に舞台の衣装を担当し、デザイナーの道に進んだ。「乱」で、糸を染め生地を織ることから衣装を作り上げ、米アカデミー賞の栄誉を受けた。

 勅使河原宏監督の「利休」や大島渚監督「御法度」など日本映画のほか中国の張芸謀、英国のピーター・グリーナウェイ各監督らの作品でも活躍。国内外の舞台やオペラの衣装も多く手掛けた。最近では2019年公開の「ある船頭の話」(監督オダギリジョー)などでも衣装デザインを担当した。

 著書に「ワダエミの衣装」。元NHKディレクターで演出家の和田勉さん(11年死去)は夫。

 ▼小山明子(映画監督大島渚さんの妻で、女優)常識を打ち破ろうとする姿勢が大島に似ていて、映画「御法度」製作時には「新選組の衣装をありきたりなものにしたくない」と斬新なデザインを提案してくれて、作品が映えるものになりました。親しみやすく、とてもチャーミングな方でした。

 ▼ピーコ(服飾評論家)映画や舞台のコスチュームって普通のファッションとは別物で、その人をぱっと見た時にキャラクターを感じさせないといけない。台本から読み取れないと駄目で、監督が持っている役のイメージとか、作ろうとしている世界も全部分かっていないとできない。そういうことを、あの黒澤明さんが力を認めて、任せていた。凄い才能だと思います。文化が違う海外の監督ともお仕事をして、要求を理解して応え続けたっていうのも、大変なことです。

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