三浦瑠麗氏 分科会示した5段階のコロナ新指標をバッサリ「私はまったく評価できない」

[ 2021年11月9日 10:34 ]

三浦瑠麗氏
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 国際政治学者の三浦瑠麗氏(41)が9日、フジテレビの情報番組「めざまし8(エイト)」(月~金曜前8・00)に出演。政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会が示した新指標について「まったく評価できない」と斬り捨てた。

 番組では、分科会が8日、感染状況を5段階で分類する新指標をまとめたことを紹介。新規感染者数よりも医療の逼迫(ひっぱく)状況を重視する内容で、逼迫が予測される段階で先手を打って緊急事態宣言などの強い対策を講ずることが盛り込まれた。これまでは新規感染者数や病床使用率など7項目の指標に基づいて、4段階で感染状況を評価する仕組みだった。現状は5段階で、感染者ゼロのレベル0か、安定的に医療が対応できるレベル1に該当するが、海外の状況を見れば今冬に流行「第6波」が来ると懸念される。

 これに対し、三浦氏は「私はまったく評価できない」とバッサリ。その理由は「レベル3の緊急事態宣言相当の基準が分科会がいままで予測を適切にできなかった中でどうやって判断するんだろうってことが明らかじゃない」と指摘。さらに「レベル“0(ゼロ)”と1をを分けたこと」だとし、「我々はコロナウイルスたくさん接しています。インフルエンザも撲滅されない中で、ゼロがありうる、そこを目指そうという世論を逆に作ってしまうのも感染症の歴史からしても間違っているのかなと思う」と主張した。

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2021年11月9日のニュース