北川弘美 長男出産時の産後うつ告白「出産してから一度たりとも『可愛い』と思えず」

[ 2021年11月9日 07:58 ]

北川弘美
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 女優でタレントの北川弘美(40)が7日、自身のブログを更新。2018年5月の長男出産時に産後うつだったことを明かした。

 「産後うつだった私」とのタイトルで投稿した北川。「長男を出産した時に、産後うつになりました」と記し、「自分が産後うつだなんて気付くはずもなく、育児に追われていたため発覚したのは次男妊娠中のこと。産婦人科の検診でたまたま開いた雑誌のページに【産後うつ】について書かれていたのを何となく読んだ時に、あまりにも数ヶ月前の自分の状態に当てはまり驚きました」とつづった。

 「まさか私が産後うつ?ショックよりもホッとしたような安堵感があったように思います」と当時の心境を吐露。「自分の育児に自信が持てず、上手く行かない子育てに自暴自棄に陥り苦しんでました。長男を出産してから一度たりとも『可愛い』と思えず、自分が異常なのかと自問自答する日々が続いてました。夫からも『なんでカワイイって言わないの?』と言われ、更に追い詰められていきました」と続けた。

 「カワイイと思いたくとも思えない。嘘でも言えない。嘘では言いたくない。何か自分の気持ちを話そうとしても、言葉より涙が先に出ている。ホルモンによる情緒不安定も重なりおかしくなってました」と回顧。「母親になったプレッシャーや責任感、義務感からの不安や心配が強すぎて感情に浸る余裕がなく、ただただ目の前の小さな命に必死で向き合ってました。真面目過ぎたのかもしれません。子供は勝手に育つ!と言われても、一人じゃ生きていけないし!なんて頑なになってました。第二子妊娠中に過去の自分を冷静に見られるようになり、産後うつだったと知り肩の荷が下りた気がしました」とした。

 「その事をきちんと夫と共有し、第二子では産後うつになることなく今までやってこれました。(第二子で産後うつになる方も少なくないそうです。)それは私は完璧な人間(母親)ではない。そう思えたからだと思います」と北川。「産後うつについて知っておく事がいかに大事か実感しています!産後うつになることは珍しくない。育児は孤独です。一人で抱え込まないで周りに理解してもらって、助けてもらって育児を楽しめるような環境を作って欲しいです」と我が子を抱く写真を投稿した。

 北川は2016年2月に一般男性と結婚し、18年5月に第1子となる長男、19年8月に第2子となる次男を出産している。「’98オスカーグラビアグランプリ」に輝き、その後、「嬢王」などの数々のドラマや、「めざましテレビ」などにレギュラー出演。熱烈な阪神タイガースファンとしても知られる。

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2021年11月9日のニュース