熊田曜子が出廷、事件当夜の暴行証拠となる音声データ なぜ録音?にコメント

[ 2021年11月9日 17:33 ]

熊田曜子
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 妻でタレントの熊田曜子(39)を殴ったとして暴行罪に問われた会社経営者の被告(38)の第2回公判が9日、東京地裁で開かれた。検察側証人として熊田が出廷した。夫が暴行するまでに至った一因を語った。

 証人尋問の前に、熊田側が提出した事件当夜の暴行の証拠となる音声データが再生され、検証された。

 なぜ録音しようと思ったのかとの質問に熊田は「5年ほど前、夫から暴力を受けて警察に相談した時、警察から密室での出来事は録音しておいてくださいねとアドバイスを受けたので、録音していた」と答えた。

 10月15日に行われた第1回公判では、被告は「その時間に一緒にいたことは間違いない」としながら、「暴力は一切ございません」と無罪を主張した。検察側は証拠として熊田が録音した音声データや、蹴られた臀部(でんぶ)の写真などを提出した。

 起訴状などによると、被告は5月18日午前0時18分ごろ、自宅で熊田の顔面を平手で殴った罪に問われている。検察によると、事件のきっかけは、同17日に熊田がママ友から「子供を預かってほしい」と頼まれたこと。夜に帰宅した被告に伝えると、被告は「断れ」と怒って外出した。18日未明に被告が酒に酔った状態で帰宅。寝室にいた熊田に「出て行け」と命じ、その後、子供部屋に移った熊田のすねを蹴った。さらに「やめてほしい」と言う熊田の頬を平手で殴打し、尻を蹴ったという。熊田は靴も履かずに家を飛び出して110番通報。被告は駆けつけた警察官に現行犯逮捕された。

 熊田は事件後の6月に、医師から心的外傷後ストレス障害(PTSD)と診断されていたことも判明した。代理人弁護士が明らかにした。

 2人は2012年に結婚。検察側は被告が数年前から熊田に暴言を吐くようになったことも明らかにした。16年には酒に酔って熊田を蹴ったため、熊田が警察に相談したこともあったという。

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2021年11月9日のニュース