「キンキーブーツ」来年秋再演!城田優 三浦春馬さんローラ役引き継ぐ 主催者「一時は断念も考えました」

[ 2021年11月4日 17:08 ]

城田優
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 昨年7月に亡くなった俳優の三浦春馬さん(享年30)が出演したブロードウェイミュージカル「キンキーブーツ」日本版が来年2022年秋に再演されることが4日、公式サイトで発表された。16年、19年に続く3度目の上演。俳優の城田優(30)がオーディションに参加し、親友の三浦さんが熱演したドラァグクイーン、ローラ役を引き継ぐことが決まった。

 主催者は「この度、ブロードウェイミュージカル『キンキーブーツ』は2022年秋、3度目の上演をさせていただくことになりました。多くのご声援を頂いた2019年の再演の後、私たちは3度目の公演に向けて動き出しておりましたが、昨年私たちは大きな存在を失い、一時は公演を断念することも考えました。しかしながら、これまで日本のキンキーブーツを牽引してくれた三浦春馬さんの思い出と、彼がこの作品に捧げてくれた愛情とともに、私たちは『日本にはキンキーブーツが必要だ』という強い想いのもと、2022年の再再演の歩みを止めないことを決意いたしました」と報告。

 「ローラには今回、城田優さんがオーディションに参加してくださり、これまで共に歩んできたブロードウェイチームも城田さんのオーディションムービーを見て、彼のローラでいきましょうと、すぐに連絡をくれました」と城田の起用を決めた。

 「このミュージカルを愛してくれた全ての皆さまに、そして、これから出逢ってくださる全ての観客の皆さまに。キンキーブーツジャパンカンパニー全員が心から大切にしているこの作品を、初演以来同じく作品を牽引してくださっている小池徹平さんを始めとするジャパンオリジナルキャストと、城田優さんを含めた新しく参加してくださるキャストの皆さま、日米クリエイティブチームとともに、心を込めてお届けいたします。2022年秋、どうぞよろしくお願い申し上げます」と結んだ。

 05年の同名映画を基に、12年にシカゴで初演。13年にブロードウェイに進出し、ミュージカル作品賞など同年のトニー賞6部門を制した。経営不振に陥った老舗の靴工場の跡取り息子チャーリーがドラァグクイーンのローラに出会い、差別や偏見を捨て、ドラァグクイーン専門のブーツ工場として再生する過程を描く。少年チャーリー・プライス役は、三浦さんとダブル主演を務めた俳優の小池徹平(35)が初演から続投する。

 東京公演は東急シアターオーブ、大阪公演はオリックス劇場で上演される。

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